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2020年。漫画界では『鬼滅の刃』が空前の社会現象となり、5月には約4年にわたる連載が完結。10月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』も記録的なヒットとなり、日本中を巻き込むブームへと発展しました。
その一方で、『呪術廻戦』のテレビアニメがスタートし、『チェンソーマン』第1部や『ハイキュー!!』『約束のネバーランド』が完結。さらに『SPY×FAMILY』が急速に人気を広げ、『【推しの子】』の連載が始まるなど、次の時代を代表する作品も次々と存在感を高めていました。
今回は、そんな2020年の漫画シーンを振り返りながら、当時大きな話題を集めた作品や、その後の漫画界を代表する存在となった「2020年を代表する漫画10選」を紹介します。
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1. 鬼滅の刃

作者:吾峠呼世晴
大正時代の日本を舞台に、鬼に家族を殺された少年・竈門炭治郎が、鬼となった妹・禰󠄀豆子を人間に戻すため「鬼殺隊」の一員として戦う物語。鬼たちとの死闘だけでなく、家族や仲間との絆、敵となった鬼たちの過去まで描く物語が多くの読者を引きつけました。
2019年のテレビアニメをきっかけに人気が爆発し、2020年にはまさに社会現象へ。5月に『週刊少年ジャンプ』で原作が完結し、10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開されました。コミックスも驚異的な売れ行きを記録し、2020年という時代そのものを象徴する漫画のひとつとなりました。
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2. 呪術廻戦

作者:芥見下々
人間の負の感情から生まれる「呪い」と、それを祓う呪術師たちの戦いを描くダークファンタジー。高校生・虎杖悠仁は、強大な呪い「両面宿儺」の指を飲み込んだことをきっかけに、呪術師たちの世界へ足を踏み入れていきます。
2018年に連載が始まり、2020年10月にはテレビアニメがスタート。五条悟、伏黒恵、釘崎野薔薇ら個性的なキャラクターや迫力ある戦闘描写が注目を集め、原作コミックスの人気も急上昇しました。2020年代を代表する漫画へと飛躍する大きな転機となった一年です。
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3. チェンソーマン

作者:藤本タツキ
悪魔が存在する世界を舞台に、借金返済のためデビルハンターとして暮らす少年・デンジの戦いを描くダークアクション。チェンソーの悪魔・ポチタと契約したデンジは「チェンソーマン」となり、公安のデビルハンターとして数々の悪魔と戦っていきます。
予測不能な物語、強烈なキャラクター、映画的な構図や演出によって連載中から熱狂的な支持を獲得。2020年12月には『週刊少年ジャンプ』で第1部「公安編」が完結し、同時にテレビアニメ化も発表されました。ジャンプ漫画の新しい可能性を感じさせた作品として、大きな話題を集めました。
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4. ハイキュー!!

作者:古舘春一
小柄ながら驚異的な跳躍力を持つ日向翔陽と、天才セッター・影山飛雄を中心に、高校バレーボールに青春を懸ける選手たちを描いたスポーツ漫画。主人公チームだけでなく、対戦相手にもそれぞれの物語が描かれる群像劇として高い人気を集めました。
2012年から続いた連載は、2020年7月に約8年半の歴史に幕を下ろしました。同年にはテレビアニメ第4期『ハイキュー!! TO THE TOP』も放送。高校時代だけにとどまらず、その先へ進んだ選手たちの人生まで描き切った最終章は、多くの読者に強い印象を残しました。
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5. 進撃の巨人

作者:諫山創
巨大な壁に囲まれた世界で暮らす人類と、人間を捕食する「巨人」との戦いから始まるダークファンタジー。少年エレン・イェーガーたちの戦いを通して、壁の外に隠されていた世界の真実や、国家と民族をめぐる巨大な対立へと物語は広がっていきます。
2020年の原作は物語がいよいよ最終局面へ突入。12月にはテレビアニメ『進撃の巨人 The Final Season』の放送も始まりました。連載初期とはまったく異なる姿へ変貌した壮大な物語が、どのような結末を迎えるのか世界中から注目されていた時期です。
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6. 約束のネバーランド

原作:白井カイウ / 作画:出水ぽすか
孤児院「グレイス=フィールドハウス」で幸せに暮らしていたエマ、ノーマン、レイたちが、自分たちに隠されていた恐ろしい真実を知り、脱出を目指すサスペンス漫画。知力を駆使した駆け引きから始まり、物語はやがて世界そのものの秘密へと広がっていきます。
2016年に始まった連載は2020年6月に完結。約4年間にわたって描かれてきたエマたちの物語が結末を迎えました。2019年のテレビアニメ化でさらに多くのファンを獲得しており、2020年12月には実写映画も公開されています。
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7. かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~

作者:赤坂アカ
名門・秀知院学園の生徒会で出会った四宮かぐやと白銀御行を中心に、「相手から告白させたい」という二人の恋愛頭脳戦を描くラブコメディ。互いに惹かれ合っているにもかかわらず、プライドが邪魔をして素直になれない二人の駆け引きが笑いと青春を生み出します。
2020年4月からテレビアニメ第2期が放送され、作品人気はさらに拡大。石上優や藤原千花など生徒会メンバーにもスポットが当たり、単なる恋愛頭脳戦にとどまらない青春群像劇としての魅力も強まっていきました。
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8. SPY×FAMILY

作者:遠藤達哉
凄腕スパイの〈黄昏〉ことロイド、殺し屋のヨル、人の心を読める超能力者の少女アーニャが、それぞれの正体を隠したまま「家族」として暮らすスパイコメディ。任務のために作られた偽装家族が、少しずつ本当の家族のような関係になっていく姿を描きます。
2019年に「少年ジャンプ+」で連載が始まると急速に人気を拡大。2020年には「このマンガがすごい!2020」オトコ編1位を獲得するなど、まだテレビアニメ化される前から大きな注目を集めていました。後の世界的ヒットへとつながる勢いが、すでに表れていた時期です。
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9. キングダム

作者:原泰久
中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信と、後に始皇帝となる秦王・嬴政の戦いを描く歴史漫画。数万の兵士が激突する大規模な合戦から、武将同士の一騎打ち、国家をめぐる政治的な駆け引きまで、壮大なスケールで描かれています。
2006年の連載開始から長期にわたって人気を伸ばし、2019年に公開された実写映画も大ヒット。2020年にもコミックスの人気は続き、青年漫画を代表する作品として幅広い読者から支持を集めていました。
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10. 【推しの子】

原作:赤坂アカ / 作画:横槍メンゴ
地方で働く産婦人科医・ゴローと、彼が推しているアイドル・星野アイとの出会いから始まる芸能界漫画。転生という大胆な設定を入り口に、アイドル、俳優、テレビ、舞台、動画配信など、華やかな芸能界の表と裏を描いていきます。
2020年4月に『週刊ヤングジャンプ』で連載開始。衝撃的な序盤の展開と、芸能界を題材にした物語によって早くから注目を集めました。後にテレビアニメと主題歌「アイドル」が世界的なヒットとなる作品が、この年に産声を上げています。
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2020年、次の漫画ブームが始まっていた
『鬼滅の刃』が社会現象となり、『ハイキュー!!』『約束のネバーランド』『チェンソーマン』第1部がそれぞれ大きな節目を迎えた2020年。『進撃の巨人』も完結を目前に控え、2010年代を彩った人気作品が次々とクライマックスへ向かっていました。
その一方で、『呪術廻戦』がアニメ化をきっかけに飛躍し、『SPY×FAMILY』が急成長。そして『【推しの子】』が連載を開始するなど、振り返ってみれば2020年代の漫画シーンを作る作品がすでに動き始めていました。
ひとつの時代が終わり、次の時代が始まる。その境目にあったことも、2020年の漫画シーンの面白さだったのかもしれません。
(文:Indiebase編集部)
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