Indiebase編集部です。
ネット発の怪談「The Backrooms」をきっかけに、今や一つの巨大なホラージャンルとして確立された「リミナルスペース(Liminal Space:境界空間)」。
学校、プール、地下通路、ショッピングモール。普段は人で溢れているはずの日常的な空間から「人間」が完全に消え去ったとき、そこは奇妙な既視感と、ゾッとするような孤独感が同居する異界へと変貌します。
今回は、そんな誰もいない空間が持つ「怖さと美しさ」を骨の髄まで堪能できる、おすすめのインディーゲーム10選を厳選しました。
誰もいない空間を彷徨うリミナルスペースゲーム10選
1. 8番出口 (The Exit 8)

ジャンル:短編ウォーキングシミュレーター
日本の地下通路という、我々にとって最も身近なリミナルスペースを舞台に、世界中で「異変探し」ブームを巻き起こした言わずと知れた名作。無限に続く白いタイル、黄色い点字ブロック、不気味なほどに静かな通路。日常の風景がそのまま恐怖の舞台へと変わる天才的な設計は、リミナルスペース初心者からコアなファンまで絶対に外せない一作です。
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2. ナフダサガシ

ジャンル:心理的探索ゲーム
日本のリミナルスペース好きの間で静かに話題を呼んでいる国産インディー。舞台は、夕暮れを過ぎて人気が完全に消え去った「日本の学校」です。教室や静まり返った廊下を彷徨い、落ちている名札を探してエリアを開放していく。同じ場所をループしているかのような不条理なマップ構造が、子供の頃に誰もが感じた「放課後の学校の不気味さ」を呼び覚まします。
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3. POOLS

ジャンル:ウォーキングシミュレーター
「白いタイルと、透き通った水」だけで構成された、不気味で、実に見事な造形のプール空間(パドルプール)をひたすら歩く作品。UI(画面表示)やBGM、怪物といった要素を徹底的に排除し、ただ水を蹴る音、プレイヤーの足音、空間の反響音(環境音)だけに特化しています。恐怖を通り越して、一種の「癒やし」すら感じてくる究極のウォーキングシムです。
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4. Anemoiapolis (アネモイアポリス)

ジャンル:サイコロジカルホラー / パズル
リミナルスペースという概念を初期に商業ゲームへと落とし込んだ先駆者タイトル。ありふれたオフィス、寂れた地下モール、広すぎるプールなどが不自然に繋がった広大な施設から、緩いパズルを解きながら脱出を目指します。どこかノスタルジックで、それでいて人工的な空間の「冷たさ」の表現がずば抜けて秀逸な一本です。
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5. Dreamcore

ジャンル:探索アドベンチャー
Unreal Engine 5の圧倒的なグラフィックと、1980年代の記憶を呼び覚ますようなVHSテープのグレインフィルター(ノイズ)が特徴的な作品。定番の黄色い壁の部屋から始まり、屋内子供向けプレイグラウンド、果てしなく続く不自然な住宅街(Eternal Suburbia)、そして寂れたデッドモールへと繋がっていくリミナルスペースのシチュエーションを、映画のような臨場感で旅することができます。
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6. The Backrooms (Puppet Combo)

ジャンル:レトロスタイルホラー
粗いポリゴンのPS1スタイルホラーの巨匠「Puppet Combo」による作品。もともと2019年にPC向けにリリースされカルト的人気を誇った傑作が、満を持してコンソール版(PS5/Switch等)として登場。普通の会社員Terrenceが、退勤途中にバックルームへ突然落下し、そこから7日間を生き延びるサバイバルを描きます。ただ空間を歩くだけでなく、特有の泥臭いナラティブと、奇妙なキャラクターたちとの対話が絡み合う、一味違うリミナルホラーです。
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7. Interior Worlds

ジャンル:写真撮影ホラー探索
誰もいない不穏なリミナルスペースを歩き回り、レトロな一眼レフカメラで「奇妙な現象」をファインダーに収めていく、一風変わった写真撮影ゲーム。ロードサイドの寂れたモーテル、空っぽの映画館、衰退したショッピングモールなど、90年代後半のローポリゴン調で描かれた独特の空間は、構図をこだわって写真を撮っているだけでも時間が溶けていきます。
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8. Eternal Afternoon

ジャンル:ウォーキングシミュレーター
「世界が終わる午後6時38分前」の誰もいない住宅街を最後に散策するノスタルジックな作品。黄色く染まる夕暮れの陽射し、静まり返った子供の頃の遊び場。ホラーというよりも、失われた過去の記憶を歩いているかのような切なさと、じわじわとくる寂寥感が混ざり合った、大人の感性に深く刺さる異色のリミナルスペースです。
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9. The Complex: Expedition

ジャンル:ウォーキングシミュレーター
「もしも1990年代の調査員が、ビデオカメラ(ボディカム視点)を回しながらバックルームに迷い込んだら」をテーマに、圧倒的なリアルさで表現した作品。怪物の襲撃や派手な演出はなく、ただただ「あの黄色い廊下の不気味な雰囲気を味わうこと」にすべてを捧げています。画面の揺れやVHSのノイズが、凄まじい没入感を生み出しています。
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10. Escape the Backrooms

ジャンル:Co-opサバイバルホラー
リミナルスペースの孤独感を、あえて「最大4人のフレンドと一緒に体験する」というアプローチで大ヒットしたマルチプレイ定番タイトル。一人では足がすくむような広大な黄色い迷宮や不条理な空間も、ボイスチャットで友人と叫び合いながら進めば最高のエンターテインメントに変わります。協力してギミックを解き、異界からの脱出を目指しましょう。
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あなたの好みに合わせた「異界」の選び方
求める体験のジャンルや、惹かれる空間のモチーフから気になるタイトルを探してみてください。
- 日本の日常に潜む違和感(地下通路 / 夜の学校) ➡ 『8番出口』 / 『ナフダサガシ』
- 圧倒的なビジュアル・アート性(巨大プール / 住宅街・モール) ➡ 『POOLS』 / 『Dreamcore』
- レトロ・独自のゲーム性(PS1風迷宮 / 写真撮影) ➡ 『The Backrooms (Puppet Combo)』 / 『Interior Worlds』
- ノスタルジー・エモーショナル(夕暮れの住宅街) ➡ 『Eternal Afternoon』
- リアルな没入感・マルチ対応(ボディカム視点 / バックルーム) ➡ 『The Complex: Expedition』 / 『Escape the Backrooms』
Indiebase編集部より
以上、リミナルスペースゲームおすすめ10選でした。
かつてネットの片隅で生まれたこの概念は、インディー開発者たちの手によって「歩ける芸術」へと進化を遂げています。誰もいないはずの空間から、なぜか目が離せなくなるあの不思議な感覚を、ぜひ部屋の明かりを暗くして、ヘッドホンを装着した最高の環境で味わってみてください。
※本記事の情報は2026年6月時点のものです。
(文:Indiebase編集部)
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本記事の画像引用について
本記事で使用しているゲーム画面およびアートワークの著作権は、各開発元・配信元に帰属します。
出典: Steam ストアページ
