コミック作家デュオAtelier Sentôが開発・販売するナラティブアドベンチャー『The Doll Shop』が、Steamで近日配信予定となっている。リリース日は現時点で未定。無料のデモ版が配信中で、日本語にも対応している。
人形を選ぶか、新しい人生を選ぶか
舞台は雪深い日本の田舎の村。主人公は、静かに人形を作り続ける秘密を抱えた若き人形師だ。そこへ幼なじみが村に戻ってくる。彼は愛する人形たちと、新しい人生への希望のあいだで選択を迫られることになる。手遅れになる前に、秘密を打ち明けられるのか。
「半分はロマンス、半分はホラー」と銘打たれた本作は、恐怖の中に奇妙な安らぎがあり、恋愛の中にねじれた魅力がある、感情の機微に焦点を当てた物語だという。

村を歩き、人形を直し、ラーメンを食べる
ゲームはアドベンチャーとビジュアルノベルの中間のような作りで、村を自由に歩き、家や店に入り、住人と言葉を交わしていく。ただし言葉選びには注意が必要だ。会話の選択が、のちの展開に影響を及ぼす。
不気味な人形を修理して持ち主のもとへ返す仕事のほか、神社を訪れたり、銭湯に浸かったり、食堂のラーメンを全種類味わったりと、村での生活そのものが遊びになっている。エンディングは3種類で、すべて見つけると隠しエンディングが解放される。

北日本の雪景色から生まれた、全編手描きの世界
開発のAtelier Sentôは、かつて北日本に暮らした経験を持つコミック作家の2人組。ゲームのすべてのディテールが手描きで制作されており、雪国の空気感がそのまま画面に落とし込まれている。
本作はもともと、学生とのマスタークラスで作られた無料プロトタイプが原型だ。今回の製品版では、アートワーク・音楽・ダイアログのすべてを新たに作り直した完全リメイクとなっている。

タイトル:The Doll Shop
ジャンル:ナラティブアドベンチャー
開発・販売:Atelier Sentô
リリース予定:近日配信
プラットフォーム:PC(Steam)
日本語:対応(インターフェイス・字幕)
デモ:配信中
▶ Steamストア:『The Doll Shop』をチェックする
雪の村、人形、幼なじみ、打ち明けられない秘密。素材の並びだけで、ロマンスとホラーが同じ場所に同居できる理由がなんとなく伝わってくる。手描きの画面の温度はデモで確かめられるので、雰囲気ゲー好きはまず触ってみてほしい。
(文:Indiebase編集部)
