『Arctic Eggs』を手がけたThe Water Museumが開発するフィッシングミステリー『About Fishing』が、2026年にPC(Steam)およびPlayStation 5向けに発売予定だ。パブリッシャーはPlaystackが担当する。現在、Steamでは無料デモ版が配信されている。
本作は、穏やかな釣りの楽しさと、不気味な謎解きを組み合わせたアドベンチャーゲーム。プレイヤーは霧に包まれた湖で釣りを楽しみながら、水底に隠された秘密へと少しずつ近づいていく。一見すると癒やし系の釣りゲームだが、その裏には不穏な物語が待ち受けている。
魚を釣るほど謎が深まる。穏やかな湖に隠された秘密
『About Fishing』の基本となるのは、釣り糸を垂らし、魚を釣り上げるというシンプルな行動だ。登場する魚にはそれぞれ異なる行動パターンや習性が設定されており、プレイヤーはその特徴を学びながら釣りの腕前を磨いていく。
釣り上げた魚は取引することができ、得た資金を使って装備をアップグレードすることも可能。より深い場所へと探索範囲を広げながら、新たな魚との出会いを楽しめる。
しかし、本作における釣りは単なる娯楽ではない。魚を釣り上げることが、長い間忘れ去られていた謎を解き明かす手がかりにもなる。何気ない釣果が新たな発見につながり、プレイヤーを水底に眠る真実へと導いていく。
穏やかな時間を過ごすことも、積極的に手がかりを追いかけることもできる。釣りの心地よさと、何かがおかしいという不安感が同居する独特のゲーム体験が特徴だ。


時間や天候によって変化する街。住民たちにもそれぞれの生活が
本作では釣り場だけでなく、周囲の街や住民たちの暮らしも描かれる。ゲーム内の世界は時間の経過や天候によって変化し、魚の動きだけでなく、人々の行動や街の様子も少しずつ移り変わっていく。
住民たちはそれぞれ日々の生活を送り、固有の記憶や小さな喜びを持っている。プレイヤーは彼らと関わりながら、この場所で過ごす時間を重ねていくことになる。最初は見知らぬ土地だった街が、次第に自分の居場所のように感じられるという。
グラフィックには、初代PlayStation時代を思わせるローポリゴン調の表現を採用。霧に包まれた湖や静かな街並みが、どこか懐かしくも不気味な雰囲気を生み出している。
開発者のKevinは、本作が『シェンムー』と『SEGA BASS FISHING』への愛情から生まれた作品であることを明かしている。釣りゲームとしての楽しさだけでなく、街の人々との交流や日常生活の描写にも力を入れた作品となりそうだ。


『Arctic Eggs』開発者の新作。Steam無料デモは高評価を獲得
開発を手がけるThe Water Museumは、独特の世界観で注目を集めた料理ゲーム『Arctic Eggs』のクリエイター、Kevinによるプロジェクトだ。
2026年6月に公開された無料デモ版では、本作の釣りシステムや不穏な世界観を体験できる。デモ版には魚をさばくミニゲームや水槽なども用意されており、釣り以外の要素にも触れられる。
Steamで配信中のデモ版は、記事執筆時点で600件以上のユーザーレビューが寄せられ、95%が好評とする「圧倒的に好評」の評価を獲得している。
『About Fishing』は2026年にPC(Steam)およびPS5向けに発売予定。具体的な発売日は未発表で、現在はSteamにて無料デモ版が配信されている。
一見すると穏やかな釣りゲームでありながら、釣り上げるたびに不穏な謎が深まっていく本作。釣りゲームが好きな人はもちろん、独特の雰囲気を持つミステリーアドベンチャーを探している人にも注目してほしい作品だ。
Steamストア:
https://store.steampowered.com/app/3856530/About_Fishing
