Nathan Grange氏、Léonard Lemaitre氏、Niels Tiercelin氏の3人が開発、IronEqualが販売する一人称パルクールアドベンチャー『VHOLUME』が、8月22日にSteamで配信される。日本語インターフェイス・字幕に対応。無料のデモ版が配信中だ。
「書類手続き」が、なぜか壮大な旅になる
舞台は、すべてを管理する「省」に支配されたアフロ・ユーラシアの荒廃した首都。主人公ロバートの目的は、剥奪された家族の配給チケットを取り戻すこと。ただそれだけの手続きが、巨大なブルータリズム建築の都市を駆け巡るオデッセイに変わってしまう。官僚主義が生む理不尽を、そのままレベルデザインに変換したようなコンセプトだ。
メランコリックな空気をまとった一人称パルクールで、ジャンプ、ダッシュ、クライミング、スライディングを自由に組み合わせて環境を突破していく。敏捷性だけでなく、ルートを見出す創造性も試される作りになっている。

迷宮を「壊す」走りと、ゴーストの共有
やり込み勢に向けた設計も明確だ。モーメンタム(勢い)を利用したテクニックやショートカットの発見によって、迷宮のようなレベルデザインを「破壊」し、ターゲットタイムを追い込んでいける。リーダーボードとSteamワークショップにも対応する。
ソロのほかマルチプレイにも対応し、フレンドと同じレベルを一緒に走れる。他プレイヤーのゴーストを見て新ルートを発見したり、自分の走りを共有したりと、タイムアタック文化と相性の良い仕組みが揃っている。

タイトル:VHOLUME
ジャンル:一人称パルクールアドベンチャー
開発:Nathan Grange / Léonard Lemaitre / Niels Tiercelin
販売:IronEqual
配信日:2026年8月22日
プラットフォーム:PC(Steam)
日本語:対応(インターフェイス・字幕)
デモ:配信中
▶ Steamストア:『VHOLUME』をチェックする
Mirror’s Edge以来、一人称パルクールは「都市をどう見せるか」のジャンルでもある。本作はそこに旧共産圏を思わせるブルータリズム建築と官僚主義の憂鬱を持ち込んできた。書類のために走る、という馬鹿馬鹿しくも切実な動機がいい。配信は約1週間後、まずはデモで足慣らしを。
(文:Indiebase編集部)
