フランスの個人開発者Geoffroy Monde氏が手がけ、Surefire.Gamesが販売する『Legion Was Here』。2026年発売予定の本作、「変装」を丸ごとゲームメカニクスにした発想が光る一本なので紹介したい。プラットフォームはPC(Steam)で、日本語に対応予定。無料のデモ版が配信中だ。
夫にも、兄にも、息子にもなれるスパイ
主人公は、自分の外見を自在に変えられる秘密諜報員「リージョン」。世界中の機関がそのカメレオンの技能を頼り、危険な任務を依頼してくる。ターゲットに近づく手段は、その人物の「大切な誰か」になりすますこと。夫として、兄として、息子として、標的の懐に入り込む。
手術室でカスタマイズできる外見は、年齢、髪型、鼻、瞳の色まで自由自在。その組み合わせは9億通り以上にのぼる。ただし正解はひとつ。任務ごとに渡される資料を読み込み、書類を突き合わせて「正しい顔」を導き出す推理が本作の第一関門だ。チョコバーの包み紙のような一見どうでもいい資料まで、すべてが手がかりになるという。

変装が完璧でも、会話でボロが出る
正しい姿でターゲットに接近できても、任務はそこで終わらない。次はその人物「らしく」振る舞い、信頼を勝ち取る会話フェーズが待っている。ここはビジュアルノベル形式の選択式で、資料で頭に叩き込んだ知識と、左手に書き込んだカンニングメモだけが頼りだ。わずかな失言が、死に直結する。
プレイ時間は3〜4時間。依頼主はFBIやMI6といった定番のスパイ機関だけでなく、過去の亡霊や遊園地のマスコットまでと幅広い。ミッションはスコア100%を目指して何度でも挑戦できるが、展開は毎回同じとは限らない。なお本作は、友人のサックス演奏を除いて完全ソロ開発、AI不使用と明記されている。

タイトル:Legion Was Here
ジャンル:ダークコメディ・スパイ推理ADV
開発:Geoffroy Monde
販売:Surefire.Games
発売時期:2026年
プラットフォーム:PC(Steam)
プレイ時間:3〜4時間
日本語:対応予定(インターフェイス・字幕)
デモ:配信中
▶ Steamストア:『Legion Was Here』をチェックする
「他人の人生を資料から復元して、演じ切る」という遊びは、Her StoryやObra Dinn系の推理ゲームとなりすまし系の緊張感のいいとこ取りだ。左手のメモを盗み見ながら義理の家族を騙す背徳感は、想像するだけでもう面白い。デモ配信中なので、まずは一つ目の顔を作ってみてほしい。
(文:Indiebase編集部)
