Paiband Game Studioが開発・販売する一人称脱獄アドベンチャー『Escape By Spoon』。発売日は「近日登場」となっている本作、タイトルがすでにすべてを語っているが、中身も想像の斜め上だったので紹介したい。プラットフォームはPC(Steam)で、日本語に対応予定だ。
武器も工具も、ぜんぶスプーン
プレイヤーは奇妙きわまりない監獄の囚人。手元にあるのはスプーン一本、目標は脱獄。それだけだ。独房の下にトンネルを掘り、隠された道を見つけ、道中で資源を集める。スプーンはアップグレード可能で、より深く、より遠くへ掘り進められるようになる。
そして監獄の地下は、脱獄を歓迎していない。スケルトンをはじめとする奇妙な敵が行く手を阻み、戦闘手段はもちろんスプーンだ。掘って、戦って、また掘る。昼・夜・深夜で危険と報酬が変化するサイクルも用意されている。

空腹での脱獄は、悪手である
本作の可笑しさを支えるのが料理パートだ。昼のあいだ、主人公は監獄のシェフとして働いている。食材を探し、生きて逃げ回る食材は追いかけて捕まえ、汚れたものは洗い、丁寧に刻む。あるいは盛大に失敗する。集めた食材を組み合わせて作った食事が、地下に潜む危険に立ち向かう力になる。
「食材が汚い、腐っている、もしくはまだ生きている」ハンズオン調理と、1930年代クラシックカートゥーンにインスパイアされたダークで不条理なコメディ世界。掘削、料理、戦闘、探索という妙な四本柱が、手描き風のレトロなビジュアルでひとつに束ねられている。

タイトル:Escape By Spoon
ジャンル:一人称脱獄アドベンチャー
開発・販売:Paiband Game Studio
発売日:近日登場
プラットフォーム:PC(Steam)
日本語:対応予定(インターフェイス・字幕)
▶ Steamストア:『Escape By Spoon』をチェックする
「ショーシャンクの空に」の伝説をスプーンとカートゥーンで煮込んだような一本だ。脱獄ものの様式美と、Cupheadや『PAPERHEAD』にも通じるレトロカートゥーンホラーの流行が、いい具合に混ざり合っている。トンネルの先に自由はあるのか。「たぶん!」というストアページの締めがすべてを物語っている。
(文:Indiebase編集部)
