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インド映画おすすめ30選|絶対に観たい名作から衝撃の傑作まで厳選

Indiebase編集部です。

圧倒的なスケールのアクション、思わず踊りたくなる音楽、涙なしには観られない人間ドラマ。インド映画には、ハリウッド映画とも日本映画とも異なる、独自のエネルギーと魅力があります。近年は『RRR』や『バーフバリ』シリーズが世界的な人気を集め、インド映画を初めて観る人も増えています。

しかし、インド映画の魅力は派手な歌やダンスだけではありません。友情や家族の絆を描く感動作、社会問題に切り込む骨太なドラマ、予測不能なサスペンス、そして世界の映画史に名を刻む芸術作品まで、そのジャンルは実に多彩です。今回は、インド映画の歴史を代表する名作から近年の大ヒット作まで、「インド映画おすすめ30選」を厳選して紹介します。

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。各作品の配信状況、字幕・吹替などの視聴形式は各配信サービスにてご確認ください。


1. RRR

監督:S・S・ラージャマウリ / 製作年:2022年
1920年代、英国の植民地支配下にあったインド。英国軍に立ち向かうために活動するビームと、ある目的を胸に秘めた警察官ラーマ。互いの正体を知らないまま出会った二人は、運命的な友情を育んでいきます。しかし、それぞれが背負う使命によって、やがて二人は避けられない対立へと向かいます。
規格外のアクション、熱い友情、壮大な物語、そして圧巻のダンスシーン。インド映画のエンターテインメント性を凝縮したような超大作です。劇中歌「Naatu Naatu」は第95回アカデミー賞歌曲賞を受賞。インド映画を初めて観る人にも、真っ先におすすめしたい一本です。
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2. きっと、うまくいく

監督:ラージクマール・ヒラニ / 製作年:2009年
インド屈指の名門工科大学に入学したランチョー、ファルハーン、ラージューの3人。厳しい競争と成績至上主義が支配する大学で、自由な発想を持つランチョーは周囲の常識に疑問を投げかけます。卒業から10年後、行方の分からなくなったランチョーを探す旅を通して、学生時代の出来事が明らかになっていきます。
友情、恋愛、笑い、感動、そしてインド社会の教育問題まで盛り込んだ傑作。約3時間という長さを感じさせない巧みな構成で、人生において本当に大切なものは何かを問いかけます。インド映画の入門作としても、長年にわたって愛され続けている作品です。
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3. バーフバリ 伝説誕生

監督:S・S・ラージャマウリ / 製作年:2015年
巨大な滝のふもとで育った青年シヴドゥは、ある日、滝の上に広がる未知の世界へと足を踏み入れます。そこで出会った女性アヴァンティカとの交流をきっかけに、壮大な王国マヒシュマティの存在と、自らの出生に関わる秘密を知ることになります。
インド神話を思わせる壮大な世界観、巨大なセット、迫力の戦闘シーンが魅力のファンタジーアクション。王族の陰謀や愛憎、英雄たちの運命が重なり合う物語は、まさに現代の叙事詩です。後編『バーフバリ 王の凱旋』とあわせて楽しみたい二部作の第一章です。
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4. バーフバリ 王の凱旋

監督:S・S・ラージャマウリ / 製作年:2017年
前作で明らかになり始めたマヒシュマティ王国の歴史と、英雄アマレンドラ・バーフバリの運命。王位をめぐる争い、愛する者への忠誠、そして一族を引き裂く陰謀が、さらに壮大なスケールで描かれます。
前作を超えるアクションと感情を揺さぶるドラマが融合した、インド映画史に残る大ヒット作。特にクライマックスへ向かう展開は圧巻で、長大な物語が一つにつながる快感を味わえます。必ず『伝説誕生』から続けて観たい作品です。
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5. ムトゥ 踊るマハラジャ

監督:K・S・ラヴィクマール / 製作年:1995年
大地主ラージャーに仕える使用人ムトゥは、主人から厚い信頼を寄せられる陽気で力強い男。ある日、旅回り一座の女優ランガと出会い、恋に落ちます。しかし、ラージャーも彼女に心を奪われたことで、二人の関係は思わぬ方向へと進んでいきます。
主演ラジニカーントの圧倒的な存在感と、華やかな歌とダンスが魅力の娯楽大作。恋愛、コメディ、アクション、陰謀が次々と展開する、インド映画ならではのサービス精神にあふれています。1998年の日本公開時に大きな話題を呼び、日本におけるインド映画ブームの原点となった作品です。
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6. パッドマン 5億人の女性を救った男

監督:R・バールキ / 製作年:2018年
インドの農村で暮らすラクシュミは、妻が生理用品を買えず、不衛生な布を使っていることを知ります。妻の健康を守りたいと考えた彼は、安価な生理用ナプキンの開発に挑戦。しかし、生理に関する話題がタブー視される地域社会では、周囲から理解されず、孤立していきます。
実在の社会起業家アルナーチャラム・ムルガナンダムの活動に着想を得た作品。社会問題を扱いながらも、ユーモアと温かさを忘れない構成が魅力です。一人の行動が多くの女性の生活を変えていく過程を描いた、勇気をもらえる感動作です。


7. マダム・イン・ニューヨーク

監督:ガウリ・シンデー / 製作年:2012年
家族のために家事をこなし、お菓子作りを得意とする主婦シャシ。しかし、英語が話せないことを夫や娘からからかわれ、自信を失っています。親戚の結婚式のためにニューヨークを訪れた彼女は、家族に内緒で英会話教室に通い始めます。
新しい言葉を学ぶことで、自分自身の価値に気づいていく女性の成長物語。異なる国籍や背景を持つクラスメートとの交流も温かく、何歳になっても新しい挑戦を始められることを教えてくれます。主演シュリデヴィの魅力が光る、心に残る一本です。
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8. ダンガル きっと、つよくなる

監督:ニテーシュ・ティワーリー / 製作年:2016年
かつてレスリング選手として活躍したマハヴィルは、息子に金メダルの夢を託そうと考えていました。しかし、生まれたのは娘ばかり。ある出来事をきっかけに娘たちの才能に気づいた彼は、ギータとバビータをレスリング選手として育てることを決意します。
実在のレスリング選手一家をモデルにしたスポーツドラマ。厳しいトレーニングや父娘の衝突を通して、家族の絆と女性が社会の壁を越えていく姿を描きます。試合シーンの迫力も素晴らしく、スポーツ映画としても完成度の高い傑作です。
(Netflixにて配信)


9. PK

監督:ラージクマール・ヒラニ / 製作年:2014年
地球に降り立った宇宙人PKは、宇宙船のリモコンを盗まれ、故郷へ帰れなくなってしまいます。リモコンを探すために人々へ質問を重ねるうちに、彼は宗教や信仰、社会の常識について次々と疑問を抱くようになります。
宇宙人という純粋な視点を通して、人間社会の矛盾を浮き彫りにする風刺コメディ。笑いの中に鋭い社会批評が込められており、宗教や文化の違いを超えて考えさせられるテーマが描かれます。『きっと、うまくいく』の監督と主演アーミル・カーンが再び組んだ話題作です。
(Netflixにて配信)


10. きっと、またあえる

監督:ニテーシュ・ティワーリー / 製作年:2019年
受験に失敗した息子が重傷を負い、病院へ運ばれたことをきっかけに、父親アニは大学時代の仲間たちを呼び集めます。かつて「負け犬」と呼ばれた学生寮で過ごした青春の日々を振り返りながら、仲間たちは息子を励まそうとします。
大学時代の友情と、大人になった現在の物語が交互に描かれる青春ドラマ。笑いと感動を交えながら、勝つことだけが人生の価値ではないと伝えてくれます。『きっと、うまくいく』が好きな人には特におすすめしたい作品です。
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11. マッキー

監督:S・S・ラージャマウリ / 製作年:2012年
心優しい青年ナーニは、恋心を寄せる女性ビンドゥをめぐって、冷酷な実業家スディープに殺されてしまいます。しかし、ナーニは一匹のハエとして生まれ変わり、自分を殺した男への復讐を開始します。
主人公がハエという奇想天外な設定ながら、アクション、コメディ、恋愛、復讐劇が見事に融合した傑作。小さなハエが知恵と工夫を駆使して巨大な人間に立ち向かう展開は、予想以上の迫力と面白さがあります。『RRR』のラージャマウリ監督の発想力を堪能できる一本です。


12. マガディーラ 勇者転生

監督:S・S・ラージャマウリ / 製作年:2009年
現代のインドで暮らす青年ハルシャは、ある女性との出会いをきっかけに、400年前の記憶を断片的に思い出すようになります。かつて王国に仕えた戦士と王女の悲恋が、時代を超えて現代の運命に結びついていきます。
輪廻転生というテーマを軸に、壮大な恋愛とアクションを描いたスペクタクル作品。歴史劇と現代劇を行き来する大胆な構成が特徴で、ラージャマウリ監督らしい英雄的な演出も満載です。『バーフバリ』や『RRR』につながる魅力を感じられます。
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13. K.G.F:CHAPTER 1/CHAPTER 2

監督:プラシャーント・ニール / 製作年:2018年・2022年
貧しい環境で育った青年ロッキーは、母親との約束を胸に、富と権力を求めて裏社会へと足を踏み入れます。やがて巨大な金鉱を支配する勢力との争いに巻き込まれ、圧倒的な力を持つ敵たちに挑んでいきます。
重厚な映像、激しいアクション、英雄を神話的に描く演出が特徴の二部作。主演ヤシュの存在感も圧倒的で、主人公ロッキーの野心と生き様が強烈な印象を残します。『RRR』や『バーフバリ』とは異なる、ダークで荒々しいインド映画の魅力を楽しめます。
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14. カルキ 2898-AD

監督:ナーグ・アシュウィン / 製作年:2024年
西暦2898年。荒廃した未来世界では、最後の都市カーシーを中心に、支配者スプリーム・ヤスキンが人々を統治しています。賞金稼ぎのバイラヴァは、ある女性をめぐる争いに巻き込まれ、やがて世界の運命を左右する壮大な戦いへと関わっていきます。
インド神話『マハーバーラタ』の世界観と、近未来SFを融合させた野心的な超大作。巨大な未来都市や迫力のVFX、豪華スターの共演が見どころです。神話とSFが結びつく独特の世界観は、インド映画の新しい可能性を感じさせます。
(Netflixにて配信)


15. ハヌ・マン

監督:プラシャーント・ヴァルマ / 製作年:2024年
小さな村で暮らす青年ハヌマントゥは、ある日、不思議な力を秘めた宝石を手に入れます。その力によって超人的な能力を得た彼は、村の人々を守るために戦うことになります。しかし、宝石の力を狙う危険な敵が現れ、平穏な日常は大きく変わっていきます。
インド神話に登場する猿神ハヌマーンをモチーフにしたスーパーヒーロー映画。アクションとユーモアを交えながら、平凡な青年が英雄へと成長していく姿を描きます。インド独自の神話的要素を取り入れた、新世代のヒーロー映画です。
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16. 燃えよスーリヤ!!

監督:ヴァーサン・バーラー / 製作年:2018年
生まれつき痛みを感じない珍しい病気を持つ青年スーリヤ。幼い頃から格闘技映画に夢中だった彼は、悪人を倒すヒーローになることを夢見ています。やがて、憧れの格闘家との出会いをきっかけに、本物の戦いへと身を投じていきます。
カンフー映画への愛情にあふれた、ユーモラスなアクション作品。痛みを感じないという能力を単なる強さとして描かず、その危険性も物語に取り入れているのが特徴です。独創的なアクションとコミカルな演出が楽しい、インド映画の異色作です。
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17. ランガスタラム

監督:スクマール / 製作年:2018年
1980年代のインドの農村ランガスタラム。聴覚に障害を持つ青年チッティ・バーブは、村を支配する有力者の不正に立ち向かおうとする兄の活動に巻き込まれていきます。閉鎖的な村社会の中で、権力と人々の生活をめぐる争いが激しさを増していきます。
農村の風景や人々の暮らしを丁寧に描きながら、社会の不平等と権力構造に迫る骨太なドラマ。主演ラーム・チャランの演技も高く評価されました。迫力あるアクションだけでなく、緻密な物語を楽しみたい人におすすめです。
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18. ガンジスに還る

監督:シュバシシュ・ブティアニ / 製作年:2016年
ある日、自分の死期が近いと感じた老人ダヤは、聖地ヴァーラーナシーで最期を迎えたいと言い出します。仕事に追われる息子ラジーヴは、父親に付き添ってガンジス川のほとりにある宿へ向かいます。
死を迎えるために訪れた場所で、父と息子が少しずつ心を通わせていく物語。人生の終わりをテーマにしながらも、ユーモアと温かさに満ちています。インドの宗教観や死生観に触れながら、家族との時間の大切さを感じられる作品です。
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19. あなたの名前を呼べたなら

監督:ロヘナ・ゲラ / 製作年:2018年
ムンバイの裕福な家庭で家事使用人として働くラトナは、ファッションデザイナーになる夢を抱いています。一方、雇い主である青年アシュヴィンは、結婚が破談になったことで失意の中にいました。異なる社会階層に生きる二人は、日々の交流を通じて少しずつ心を通わせていきます。
インド社会に根強く残る階級の壁を背景に、繊細な恋愛を描いた作品。派手な演出に頼らず、視線や会話の積み重ねによって感情を表現する演出が印象的です。静かで美しい大人の恋愛映画を求める人におすすめです。
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20. エンドロールのつづき

監督:パン・ナリン / 製作年:2021年
インドの田舎町で暮らす9歳の少年サマイは、家族と訪れた映画館で初めて映画の魅力に触れます。スクリーンに映し出される光と映像に心を奪われた彼は、映写技師との交流を通じて映画の仕組みを学び、自分でも映像を作ろうと夢中になっていきます。
映画への純粋な愛情を、少年の視点から描いた感動作。デジタル化によって変化していく映画文化と、フィルム映写への郷愁も作品の重要なテーマです。映画を好きになった頃の気持ちを思い出させてくれる、映画ファンにおすすめの一本です。
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21. ピザ!

監督:M・マニカンダン / 製作年:2014年
チェンナイの貧しい地区で暮らす幼い兄弟は、テレビの広告で見たピザに憧れを抱きます。しかし、家族の生活は厳しく、ピザを買うことは簡単ではありません。兄弟は自分たちの力でお金を稼ぎ、憧れのピザを食べようと奮闘します。
子どもたちの無邪気な視点を通して、インド社会の貧富の差や都市の変化を描いた作品。ユーモラスな展開の中に、社会の不平等に対する鋭い視線が込められています。小さな夢を追う兄弟の姿が愛おしく、観終わった後にも深い余韻を残します。


22. ホテル・ムンバイ

監督:アンソニー・マラス / 製作年:2018年
2008年、インドのムンバイで発生した同時多発テロ事件。武装集団によって襲撃された高級ホテル「タージマハル・パレス・ホテル」では、宿泊客や従業員たちが極限の状況に追い込まれていました。ホテルの従業員アルジュンたちは、自らの命を危険にさらしながら宿泊客を守ろうとします。
実際の事件をもとにした、緊迫感あふれるサスペンスドラマ。恐怖の中でも他者を助けようとする人々の姿が、強い感動を呼びます。オーストラリアを中心とする国際共同製作作品ですが、インドを舞台にした重要な映画として選出しました。
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23. 女神は二度微笑む

監督:スジョイ・ゴーシュ / 製作年:2012年
妊娠中の女性ヴィディヤは、行方不明になった夫を探すため、ロンドンからインドのコルカタを訪れます。しかし、夫が働いていたはずの会社や関係者を訪ねても、誰も彼の存在を知らないと答えます。ヴィディヤは警察の協力を得ながら、不可解な失踪事件の真相を追い始めます。
コルカタの街並みを舞台に、次々と謎が深まっていくサスペンス映画。巧妙に張り巡らされた伏線と、予想を裏切る展開が大きな魅力です。歌やダンスのイメージとは異なる、インド映画のミステリー作品としておすすめです。


24. ビジョン

監督:ニシカント・カマト / 製作年:2015年
映画好きの男性ヴィジャイは、妻と二人の娘とともに平穏な生活を送っていました。しかし、家族がある事件に巻き込まれたことで、その日常は一変します。ヴィジャイは家族を守るため、映画から得た知識を駆使して警察の捜査に対抗しようとします。
家族愛と緻密な頭脳戦を組み合わせたサスペンス映画。主人公がどのように状況を切り抜けるのか、最後まで緊張感のある展開が続きます。2013年のマラヤーラム語映画『Drishyam』をリメイクした作品で、インド映画におけるサスペンスの面白さを味わえます。


25. バジュランギおじさんと、小さな迷子

監督:カビール・カーン / 製作年:2015年
インドで暮らす心優しい青年パワンは、言葉を話せない少女と出会います。やがて、少女がパキスタンから迷い込んできたことを知った彼は、国境を越えて家族のもとへ送り届けようと決意します。
インドとパキスタンの政治的な対立を背景に、人と人との優しさを描いた感動作。少女を守ろうとするパワンのひたむきな姿と、旅の途中で出会う人々との交流が胸を打ちます。国籍や宗教の違いを超えた人間の絆を描く、インド映画屈指の名作です。
(Netflixにて配信)


26. めぐり逢わせのお弁当

監督:リテーシュ・バトラ / 製作年:2013年
ムンバイで暮らす主婦イラは、夫の愛情を取り戻そうと、心を込めた弁当を作ります。しかし、弁当配達の手違いによって、その弁当は妻を亡くした会社員サージャンのもとへ届けられてしまいます。二人は弁当箱に手紙を入れてやり取りを始め、次第に心を通わせていきます。
日常の小さな偶然から始まる、大人のための恋愛ドラマ。都会で暮らす人々の孤独や、誰かとつながることの喜びが繊細に描かれています。派手な演出はありませんが、温かな余韻が残る作品です。


27. サラーム・ボンベイ!

監督:ミーラー・ナーイル / 製作年:1988年
インドの大都市ボンベイ(現在のムンバイ)。家族から離れて街にやってきた少年クリシュナは、路上で暮らす子どもたちと出会い、厳しい環境の中で生き抜こうとします。貧困や犯罪、搾取など、都市の華やかな表面の裏側にある現実が描かれます。
実際のストリートチルドレンを出演者に起用し、リアリティのある映像で社会問題を描いた作品。第41回カンヌ国際映画祭でカメラ・ドールを受賞し、第61回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされました。インド映画の国際的な評価を高めた重要作です。


28. 大地のうた

監督:サタジット・レイ / 製作年:1955年
ベンガル地方の農村で暮らす貧しい一家。少年オプーは、姉ドゥルガとともに自然の中で遊びながら成長していきます。しかし、家族の生活は厳しく、日々の暮らしにはさまざまな困難が待ち受けています。
インド映画の巨匠サタジット・レイの長編監督デビュー作であり、「オプー三部作」の第一作。美しいモノクロ映像と、日常の小さな出来事を丁寧に描く演出が高く評価されました。第9回カンヌ国際映画祭で「人間の記録賞」を受賞した、世界映画史に残る不朽の名作です。


29. チャルラータ

監督:サタジット・レイ / 製作年:1964年
19世紀末のベンガル地方。裕福な家庭で暮らす女性チャルラータは、新聞の発行に熱中する夫との生活に孤独を感じていました。ある日、夫のいとこで文学を愛する青年アマルが家を訪れたことで、彼女の心に新たな感情が芽生え始めます。
ラビンドラナート・タゴールの小説を原作とした、繊細な心理ドラマ。登場人物の視線や仕草、室内の構図によって感情を表現する演出が見事で、サタジット・レイ監督の代表作として高く評価されています。派手な物語ではなく、人間の心の動きをじっくり味わいたい人におすすめです。
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30. デーヴダース

監督:サンジャイ・リーラー・バンサーリー / 製作年:2002年
裕福な家庭に生まれた青年デーヴダースは、幼なじみのパーロと深く愛し合っていました。しかし、家柄や社会的な立場の違いによって二人の結婚は認められず、デーヴダースは絶望の中で酒に溺れていきます。やがて、踊り子チャンドラムキーとの出会いが彼の運命をさらに大きく変えていきます。
豪華絢爛な美術、華やかな衣装、圧巻の歌とダンスが魅力の恋愛悲劇。シャー・ルク・カーン、アイシュワリヤー・ラーイ、マードゥリー・ディークシトというスターたちの共演も見どころです。インド映画ならではの壮麗な映像美と、激しい愛の物語を堪能できる代表作です。


インド映画の魅力を味わうなら、まずはこの作品から

インド映画には、壮大なアクションから心に残る人間ドラマ、社会問題を描く作品、映画史に名を刻む芸術映画まで、幅広い魅力があります。近年はテルグ語映画やカンナダ語映画の大ヒットによって、ヒンディー語映画だけではないインド映画の多様性も世界的に注目されています。

初めてインド映画を観るなら、圧倒的なエンターテインメントを楽しめる『RRR』『バーフバリ』シリーズ、友情と感動を味わえる『きっと、うまくいく』がおすすめです。歌やダンスを存分に楽しみたいなら『ムトゥ 踊るマハラジャ』『デーヴダース』、社会派の作品なら『パッドマン 5億人の女性を救った男』『ピザ!』、サスペンス好きなら『女神は二度微笑む』『ビジョン』など、好みに合わせて選んでみてください。

また、インド映画の歴史を深く知りたいなら、サタジット・レイ監督の『大地のうた』『チャルラータ』も外せません。現代の大作とは異なる表現を通して、インド映画が世界の映画文化に与えてきた影響を感じられるはずです。

(文:Indiebase編集部)


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