Indiebase編集部です。
知らない土地を訪れ、見たことのない景色に出会い、そこで暮らす人々と言葉を交わす。旅には、いつもの日常から離れることで初めて見えてくるものがあります。
漫画にも、日本各地を気ままに巡る一人旅から、鉄道旅行、ヨーロッパへの海外旅行、文明が滅びた世界や幻想的な異世界を歩き続ける旅まで、さまざまな作品があります。
今回は、目的地にたどり着くことだけではなく、「移動すること」や「旅先での出会い」そのものが魅力となっている「旅をする漫画おすすめ10選」を厳選して紹介します。
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1. 葬送のフリーレン

原作:山田鐘人 / 作画:アベツカサ
勇者ヒンメルたちとともに魔王を倒したエルフの魔法使い・フリーレン。人間よりはるかに長い時間を生きる彼女は、仲間との別れを経験したことで、人間を知るための新たな旅へ出ます。
かつて勇者一行と訪れた土地を再び巡りながら、過去の記憶と現在が重なっていく構成が印象的。魔法や戦闘だけでなく、旅先での小さな出会いや何気ない時間に大きな意味を持たせた、旅情あふれるファンタジーです。
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2. キノの旅 the Beautiful World

原作:時雨沢恵一 / 漫画:シオミヤイルカ / キャラクター原案:黒星紅白
旅人のキノが、言葉を話すモトラド(二輪車)のエルメスとともに、さまざまな国を巡っていく物語。キノは基本的にひとつの国に三日間だけ滞在し、そこで独自の文化や価値観を持つ人々と出会います。
一見すると理想郷に見える国に恐ろしいルールが存在したり、奇妙な制度が意外な合理性を持っていたりと、訪れる場所によって物語の表情が大きく変わります。旅を通じて社会や人間の本質を浮かび上がらせる寓話的な作品です。
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3. 少女終末旅行

作者:つくみず
文明が崩壊し、ほとんどの人間が姿を消した巨大都市。チトとユーリという二人の少女は、愛車のケッテンクラートに乗り、食料や燃料を探しながら廃墟となった世界を旅しています。
誰もいない街を移動し、食事をし、ときには残された文明の痕跡を見つける。終末世界を舞台にしながら、二人の何気ない会話と日常には不思議な温かさがあります。静かな旅の先に、人間や文明について考えさせる余韻が残る名作です。
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4. ざつ旅-That’s Journey-

作者:石坂ケンタ
漫画家志望の大学生・鈴ヶ森ちかは、新人賞に投稿した新作がボツになり、行き詰まってしまいます。そこでSNSのアンケートで行き先を決め、ほとんど計画を立てない“ざつ”な旅へ出ることにします。
有名観光地を効率よく回るのではなく、電車に乗り、街を歩き、その土地の食事や温泉を楽しむ。そんな気ままな旅の魅力が詰まった作品です。実在する土地が数多く登場するため、読んでいると思わず自分も旅に出たくなります。
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5. 旅する海とアトリエ

作者:森永ミキ
失恋をきっかけに海外へ一人旅に出た女子大学生・七瀬海。旅先で画家の少女・リタと出会い、二人でヨーロッパを巡ることになります。
ヨーロッパの街並みや美術、食文化に触れながら進んでいくロードストーリー。異なる価値観を持つ二人が旅をともにすることで少しずつ距離を縮め、それぞれの生き方を見つめ直していく姿も魅力です。
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6. 北北西に曇と往け

作者:入江亜季
アイスランドで暮らす17歳の御山慧は、探偵として依頼を受けながら、愛車のジムニーで広大な大地を走っています。そんな慧のもとへ、日本から弟の三知嵩がやって来たことで、物語は思わぬ方向へ動き始めます。
雄大な自然、温泉、食事、車での移動など、アイスランドという土地そのものの魅力が圧倒的な画力で描かれています。ミステリーでありながらロードムービーのような空気も漂う、旅情豊かな作品です。
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7. 鉄子の旅

漫画:菊池直恵 / 旅の案内人:横見浩彦
鉄道にほとんど興味のない漫画家・菊池直恵が、鉄道好きの横見浩彦とともに日本各地の鉄道を巡る実録旅行漫画。観光地よりも駅や路線そのものを目的に、全国を旅していきます。
ひたすら駅を巡ったり、長時間列車に揺られたりと、一般的な観光旅行とはひと味違う旅ばかり。鉄道ファンの圧倒的な情熱に振り回される作者の視点が笑いを生み、鉄道に詳しくなくても楽しめる紀行漫画です。
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8. ヨコハマ買い出し紀行

作者:芦奈野ひとし
海面上昇によってゆっくりと姿を変えていく未来の日本。ロボットのアルファは、三浦半島で喫茶店「カフェ・アルファ」を営みながら、穏やかな日々を過ごしています。
店を離れて買い出しに出かけたり、スクーターで遠くまで足を延ばしたりする小さな旅が、作品に独特の広がりを与えています。劇的な冒険ではなく、移りゆく風景や人との出会いを味わうような旅を描いたSF漫画です。
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9. おもいでエマノン

原作:梶尾真治 / 漫画:鶴田謙二
1967年。旅をしていた青年は、船の中で「エマノン」と名乗る不思議な少女と出会います。彼女が語り始めたのは、生命が誕生してから現在まで続く、途方もない記憶についてでした。
梶尾真治のSF小説を鶴田謙二が漫画化した作品。シリーズを通して旅を続けるエマノンの姿には、ロードムービーのような哀愁があります。美しい風景とともに、時間、記憶、人間の一生について思いを巡らせたくなる作品です。
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10. ハクメイとミコチ

作者:樫木祐人
森の奥で暮らす、身長9センチほどの小さな女の子・ハクメイとミコチ。二人は動物や昆虫たちと共存する世界で、仕事をしたり、料理を作ったり、ときには遠くの街へ出かけたりしながら暮らしています。
生活そのものを描く日常漫画でありながら、森や街、港などへ足を運ぶエピソードには、小さな二人だからこその冒険と旅情があります。緻密に描き込まれた世界を、一緒に歩いているような感覚を味わえる作品です。
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漫画を開けば、知らない場所へ旅に出られる
旅を描いた漫画には、壮大な目的がなくても心を動かす力があります。
日本各地を気ままに巡る『ざつ旅-That’s Journey-』、文明の終わった世界を進む『少女終末旅行』、人間を知るために歩き続ける『葬送のフリーレン』。舞台や目的は違っても、そこには旅をしなければ出会えなかった風景や人々が待っています。
遠くへ出かけたいときはもちろん、なかなか旅に出られないときにも、漫画を開けば知らない世界へ向かうことができます。気になる一冊と一緒に、新しい旅を始めてみてください。
(文:Indiebase編集部)
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