Sinicaが開発・販売するコージーアドベンチャー『Tiny Delivery』。2026年Q3発売予定の本作、映像を見た瞬間に頬がゆるむ愛らしさだったので紹介したい。プラットフォームはPC(Steam)で、日本語インターフェイスに対応予定だ。
「車輪の上の、いちばん優しいトラブルメーカー」
主人公は、小さなフードデリバリーロボット。与えられた任務は、注文の品を届け先まで運ぶこと。それだけだ。ところがこの一本道の配達ルートが、いつしか任務をはるかに超えた旅になっていく。
道中に詰まっているのは、賑やかな街の住人たちとの小さな物語たち。楽しいものもあれば、ほろ苦いものもある。隠された秘密、ふとした偶然の瞬間、そして人生の静かな美しさをそっと思い出させてくれる出来事。「コージーなナラティブゲーム」を名乗るだけあって、配達という枠組みで語られるのは日常の情感そのものだ。

子どもとボールを蹴るか、全部なぎ倒すか
とはいえ、良い子の配達だけがこのゲームの遊び方ではない。盗み、借り、届け、お節介を焼く。それが本作の公式な遊び方として提示されている。子どもたちとボールを蹴って遊ぶ、困っている釣り人に手(フィン)を貸す、あるいは「できるから」という理由だけで、そのへんの物を全部なぎ倒して大混乱を起こす。
物理演出でわちゃわちゃ動く小型ロボットのドタバタと、心温まるご近所の人間模様。Wholesome Direct系のイベントにも出展されており、癒やし系ゲームの文脈で注目されている一本だ。トップダウン視点の一本道アドベンチャーなので、休日の午後にお茶でも飲みながら転がしたい。

タイトル:Tiny Delivery
ジャンル:コージー・ナラティブアドベンチャー
開発・販売:Sinica
発売時期:2026年Q3
プラットフォーム:PC(Steam)
日本語:対応予定(インターフェイス)
▶ Steamストア:『Tiny Delivery』をチェックする
「配達ロボが主人公の癒やしゲー」と聞いて思い浮かべるものに、「悪戯し放題」という飛び道具を一つ足しただけで、途端に忘れがたい存在になる。届け物より大事なものを拾ってしまう予感しかない小さな旅、発売が楽しみだ。
(文:Indiebase編集部)
