Indiebase編集部です。
深い霧に包まれた街、静寂の向こうから聞こえてくる不穏な物音、そして登場人物たちの心の奥に潜む罪や後悔、恐怖。「SILENT HILL(サイレントヒル)」は、怪物に追われる恐怖だけでなく、人間の心理そのものを描いてきたサイコロジカルホラーを代表するシリーズです。
1999年に第1作が発売されて以来、独特の世界観と物語で世界中のホラーゲームファンから支持されてきました。近年は2001年の名作を現代技術で蘇らせた『SILENT HILL 2』、シリーズ初の日本を舞台にした『SILENT HILL f』、そして全編一人称視点を採用した『SILENT HILL: Townfall』と、新たな作品が相次いで登場しています。
今回は、Steamで現在遊べる新世代の「SILENT HILL」シリーズ3作品を紹介します。
1. SILENT HILL 2

2001年に発売されたシリーズ屈指の名作『SILENT HILL 2』をフルリメイクしたサイコロジカルホラー。3年前に亡くなったはずの妻メアリーから届いた手紙をきっかけに、主人公ジェイムス・サンダーランドはかつて妻と訪れた思い出の街「サイレントヒル」へ向かいます。
深い霧に包まれた街を探索し、異形のクリーチャーと戦いながら、ジェイムス自身の過去と向き合っていく物語が描かれます。リメイク版では肩越しカメラを採用し、探索できる場所も拡大。戦闘システムも現代的に再構築され、原作の物語や不気味な空気感を残しながら、新たなサバイバルホラーとして蘇っています。
シリーズ第1作とは登場人物やストーリーが異なるため、「SILENT HILL」を初めて遊ぶ人の入口としてもおすすめです。
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2. SILENT HILL f

1960年代の日本を舞台にした、シリーズ初となる和風サイコロジカルホラー。山々に囲まれた田舎町「戎ヶ丘」に暮らす高校生・深水雛子の日常は、町を覆う霧と謎の「バケモノ」によって突如として崩れ始めます。
「美しいがゆえに、おぞましい。」をコンセプトに、これまでのシリーズとは異なる日本的な風景と恐怖を描いているのが大きな特徴。物語は『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』などで知られる竜騎士07氏が担当し、クリーチャーおよびキャラクターデザインをkera氏が手がけています。
花や植物を思わせる美しいビジュアルと、生理的な不快感を覚えるほど異様な光景が入り混じる独特の世界観も見どころ。従来の「SILENT HILL」をそのまま日本へ移した作品ではなく、シリーズが持つ心理的恐怖を日本という舞台から再構築した一本です。
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3. SILENT HILL: Townfall

2026年9月24日に発売されたシリーズ最新作。舞台となるのは、スコットランドの冷たい海に浮かぶ架空の孤島「セントアメリア」です。主人公サイモン・オーデルは「状況を正す」ために島へと呼び戻され、深い霧と静寂に包まれたセントアメリアを探索することになります。
シリーズで初めて全編一人称視点を採用しているのが大きな特徴。迫り来る脅威から身を潜めるステルス、一触即発の戦闘、物語と密接に結びついたパズルを通じて、島に隠された真相へと迫っていきます。
開発を手がけるのはScreen Burn Interactive。これまでのシリーズが培ってきた心理的な恐怖を受け継ぎながら、一人称視点ならではの距離感と没入感によって、新たな「SILENT HILL」を描いた作品です。
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初めて「SILENT HILL」を遊ぶならどれがおすすめ?
初めてシリーズに触れるなら、まずおすすめしたいのが『SILENT HILL 2』です。シリーズを代表する作品でありながら、第1作を遊んでいなくても独立した物語として楽しめます。フルリメイクによって操作や戦闘も現代的になっているため、現在からシリーズへ入る一本としても適しています。
日本を舞台にした独特の恐怖や物語を楽しみたいなら『SILENT HILL f』、一人称視点による没入感や新しい方向性のサイコロジカルホラーを体験したいなら『SILENT HILL: Townfall』がおすすめです。
同じ「SILENT HILL」の名を持ちながら、霧に包まれたアメリカの街、1960年代の日本、スコットランドの孤島と、それぞれ異なる場所と人物から心理的な恐怖を描いている3作品。どれか一作が気になったなら、そこからシリーズの世界へ足を踏み入れてみてください。
(文:Indiebase編集部)
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