ドイツの個人開発者Valentin Wirth氏によるサードパーソンアドベンチャー『Become』の発売時期が2026年と告知されている。プラットフォームはPC(Steam)で、日本語インターフェイス・字幕に対応予定だ。
私たちは全員、このレースの優勝者である
「私たちは皆チャンピオンだ。数百万の競争相手を打ち破り、命という究極の賞を勝ち取った。ただ、その狂騒の旅を覚えていないだけ」。ストアページの説明文が、本作のコンセプトをすべて語っている。
プレイヤーが操作するのは、数百万分の一の精子。人体の生殖システムという、魅惑的で危険極まりないミクロの世界を泳ぎ、学び、適応し、強くなりながら、新たな命の誕生を目指す。プレイ時間2〜3時間のリニアな短編で、ジャンルとしてはコミカルな雰囲気のカジュアルアドベンチャーだ。

酸の海を越え、免疫細胞から逃げ、膜を突破する
道中は過酷だ。酸性の海、抗体の攻撃、立ちはだかる免疫細胞。糖やタンパク質を集めて自分の細胞を強化し、最速で、最もタフで、最も効率よく泳げるスイマーへと進化していく。泳ぐ、跳ねる、押す、貫く、海流に乗る(あるいは逆らう)と、移動の動詞は意外なほど多彩に揃っている。
仲間の精子を救出して障害の突破に協力してもらう要素や、自分の精子の見た目カスタマイズも搭載。ふざけた題材に見えて、生殖のミクロコスモスを学べる教育的な側面も併せ持つという。なお開発者いわく、露骨な性的表現やヌードは含まれない。UE5のLumen・Nanite対応で、ミクロの世界を美麗に描く技術面のこだわりも見て取れる。

タイトル:Become
ジャンル:サードパーソン・ショートアドベンチャー
開発・販売:Valentin Wirth
発売時期:2026年
プラットフォーム:PC(Steam)
プレイ時間:2〜3時間(リニア)
日本語:対応予定(インターフェイス・字幕)
▶ Steamストア:『Become』をチェックする
出オチに見えるのに、考えてみれば「全人類が経験済みなのに誰も覚えていない冒険」というゲーム史上もっとも普遍的な題材でもある。笑いながら始めて、少し神妙な気持ちで終わる。そんな2時間になりそうな予感がする一本だ。
(文:Indiebase編集部)
