中国のインディーチーム锡鸟 Tin Birdが開発、GCORES PUBLISHINGが配信するシミュレーションゲーム『愛とロボット修理技術 All Our Broken Parts』のSteamページが公開されている。リリース日は現時点で「発表予定」。無料のデモ版が配信中だ。
人類が消えた都市で、ロボットの「病」を診る
人類は姿を消し、機械たちだけが暮らす広大な都市。プレイヤーは医療事故をきっかけに小さな診療所へ左遷されたロボット医師「ルース」となり、聴診線とドライバーを手にさまざまなロボット患者を診断・修理していく。
患者たちの症状がどこか切ない。視覚センサーに壊れた色が映るようになった、AI搭載の美術ユニット。「涙」を原料に酒を醸すうち、突然「味」を感じられなくなったバーテンダーユニット。終わらないジョークのループから抜け出せない営業ユニット。故障の一つひとつが、そのまま登場人物の物語になっている。

分解し、修理し、ときに記憶を消去する
ゲームプレイの中心は、ロボットの後頭部や胸部を開き、故障や異常の原因を探る診療パートだ。分解、修理、診断、書き換え、そして消去。企業からの指令は日に日に厳しくなり、感情が過負荷になった患者を前に、曖昧な選択を迫られていく。
なぜロボットたちは夢を見るのをやめられないのか。なぜ欠陥を抱えた記憶は、消去できないよう作られていたのか。診療を重ねるほど、人類の行方とロボットの起源をめぐる秘密へと近づいていく構成だ。
製品版には5人の患者が登場し、想定プレイ時間は6〜8時間。ドット絵とサイバーパンクの世界観で描かれる、会話重視の物語主導型シミュレーションとなっている。

タイトル:愛とロボット修理技術 All Our Broken Parts
開発:锡鸟 Tin Bird
配信:GCORES PUBLISHING
リリース予定:発表予定
プラットフォーム:PC(Steam)
日本語:対応(インターフェイス・字幕)
デモ:配信中
▶ Steamストア:『愛とロボット修理技術 All Our Broken Parts』をチェックする
「医者もの」の型にロボットを流し込むことで、修理という作業がそのまま対話になり、治療がそのまま物語の選択になる。この設計の気持ちよさはデモで確かめられる。邦題のセンスも含めて、続報を追いたい一本だ。
(文:Indiebase編集部)
