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凪良ゆうおすすめ小説8選|『流浪の月』『汝、星のごとく』から最新作まで

Indiebase編集部です。

誘拐事件の被害者と加害者として世間に知られた二人、瀬戸内の島で出会った高校生たち、血のつながらない人々が暮らす家族。凪良ゆうの小説には、社会の常識や周囲の評価では測ることのできない、人間同士の複雑な関係が描かれています。

滋賀県生まれの凪良ゆうは、2006年にデビューし、2017年の『神さまのビオトープ』から一般文芸にも活動の幅を広げました。

2020年には『流浪の月』、2023年には『汝、星のごとく』で本屋大賞を受賞。二度の本屋大賞受賞を果たし、現代日本文学を代表する人気作家の一人となりました。

今回は、二度の本屋大賞受賞作から、世界の終末を描く長編小説、家族や人間関係をテーマにした連作小説、2026年刊行の『多類婚姻譚』まで、「凪良ゆうおすすめ小説8選」を厳選して紹介します。

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※作品によって出版社・価格・収録内容・電子書籍の販売状況が異なります。購入の際は各商品ページをご確認ください。


1. 流浪の月

作者:凪良ゆう
9歳の家内更紗は、ある日、公園で出会った19歳の大学生・佐伯文に誘われ、彼の部屋で暮らし始めます。しかし、その生活は誘拐事件として世間に知られ、文は加害者、更紗は被害者として扱われることになりました。
事件から15年後、二人は思いがけない形で再会します。
世間が信じる事件の真相と、当事者たちが知る事実は、必ずしも一致していません。人々の善意や同情が、時に誰かを傷つけることもある。社会の常識と個人の真実の食い違いを描いた長編小説です。
2020年本屋大賞受賞作。2022年には広瀬すずと松坂桃李の主演で映画化されました。凪良ゆうを初めて読むなら、まずおすすめしたい一冊です。
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2. 汝、星のごとく

作者:凪良ゆう
瀬戸内の島で暮らす高校生・井上暁海は、母親が恋人を追いかけて島に移り住んできた青埜櫂と出会います。
それぞれ家庭に問題を抱える二人は、互いに惹かれ合い、支え合うようになります。しかし、進学や仕事、家族との関係によって、二人の人生は次第に異なる方向へ進んでいきます。
愛する人と一緒にいることが、必ずしも幸せにつながるとは限らない。恋愛と人生の選択、家族への責任、自分らしく生きることの難しさを描いた長編小説です。
2023年本屋大賞受賞作。凪良ゆうの恋愛文学を代表する一冊です。
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3. 多類婚姻譚

作者:凪良ゆう/2026年刊行・作品集
結婚を望みながら、家族の期待や経済的な事情、価値観の違いに悩む人々。現代社会における結婚の難しさを、さまざまな立場の登場人物を通じて描いた5編の作品集です。
家族に恋人を紹介しようとする女性を描いた「Thank you for your understanding」、結婚を目前にした男女の価値観が衝突する「Position Talk」などを収録しています。
結婚は誰のためにするものなのか。愛し合っていても、なぜ理解し合えないことがあるのか。性別や金銭感覚、世代、育った環境による違いを描き、現代の婚姻制度を問い直します。
2026年5月刊行、第175回直木賞候補作です。
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4. 星を編む

作者:凪良ゆう/『汝、星のごとく』続編
2023年本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』で描かれた物語を、異なる人物や時間軸から掘り下げる3編の作品集です。
「春に翔ぶ」では、暁海と櫂を支えた教師・北原の過去が明らかになります。「星を編む」では、作家として活動する櫂を支えた編集者たちの姿が描かれます。
そして「波を渡る」では、本編のその後に続く暁海の人生が語られます。
一つの恋愛だけでは描ききれなかった、さまざまな愛情や人間関係を知ることができる一冊です。『汝、星のごとく』を読んだあとに手に取るのがおすすめです。
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5. 滅びの前のシャングリラ

作者:凪良ゆう
巨大な小惑星が地球に衝突し、1か月後に世界が滅亡することが発表されます。
社会の秩序が失われ、暴動や犯罪が広がる中、人々は残された時間をどのように生きるかという問題に直面します。
学校でいじめを受けている少年、死を望んでいた女性、過去に罪を犯した男など、異なる立場の人物たちの人生が交錯していきます。
世界の終わりという極限状況を通じて、生きる意味や愛することの価値を描いた長編小説です。恋愛文学とは異なる、凪良ゆうの壮大な物語を楽しめます。
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6. わたしの美しい庭

作者:凪良ゆう
小学生の百音は、血のつながらない統理と二人で暮らしています。同じマンションには路有という男性も住んでおり、三人は家族のような関係を築いていました。
マンションの屋上には、悪い縁を断ち切るといわれる小さな神社があります。そこには、人間関係や仕事、家族との関係に苦しむ人々が訪れます。
血のつながりだけが家族を決めるわけではない。自分を傷つける関係から離れることも、人生にとって大切な選択になる。
現代社会で生きづらさを抱える人々の姿を描いた、温かな連作小説です。
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7. 神さまのビオトープ

作者:凪良ゆう
夫を事故で亡くした女性・うる波。しかし、彼女には他人に言えない秘密がありました。亡くなった夫の幽霊が見え、今も二人で暮らしているのです。
周囲からは理解されない関係を続けるうる波のもとに、さまざまな事情を抱えた人々が現れます。
生者と死者、家族や恋人など、一般的な関係の枠組みでは説明できない愛情を描いた連作小説です。
2017年刊行。凪良ゆうが一般文芸へ活動の幅を広げるきっかけとなった重要作で、『流浪の月』にもつながるテーマを味わえます。
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8. すみれ荘ファミリア

作者:凪良ゆう
下宿屋「すみれ荘」の管理人を務める一悟は、個性豊かな住人たちと穏やかな日々を送っています。しかし、芥と名乗る小説家の男性が入居したことをきっかけに、下宿の人間関係は少しずつ変化していきます。
芥は一悟が幼い頃に生き別れた弟のようですが、なぜか自分の正体を明かそうとしません。彼と過ごすうちに、住人たちが隠していた秘密や、これまで見えていなかった一面が明らかになっていきます。
家族とは何か。他人同士がともに暮らすことには、どのような意味があるのか。
日常の人間関係に潜む秘密や感情を描いた作品です。凪良ゆうの繊細な心理描写を楽しめます。
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凪良ゆうの小説はどれから読むのがおすすめ?

凪良ゆうを初めて読むなら、まず『流浪の月』『汝、星のごとく』がおすすめです。どちらも本屋大賞を受賞した代表作であり、社会の常識では測れない人間関係や、愛情の複雑さを描いています。

現代の結婚や恋愛観に興味があるなら、2026年刊行の『多類婚姻譚』も候補になります。また、『汝、星のごとく』を読んだ人には、続編『星を編む』もおすすめです。

温かな人間ドラマを読みたいなら『わたしの美しい庭』『神さまのビオトープ』、壮大な設定の物語が好きなら『滅びの前のシャングリラ』も楽しめます。

下宿屋での共同生活を通じて家族や人間関係について考えたい人には、『すみれ荘ファミリア』もおすすめです。

凪良ゆうの小説には、他人から理解されない関係や、社会が決めた幸福の形に当てはまらない人々が数多く登場します。興味のあるテーマから一冊を選んでみてください。

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