Highlandersは、経済産業省および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボット基盤モデルの研究開発 GENIAC」に採択されたと発表した。
9月9日に開かれた事業計画発表会(キックオフ)では、全採択企業の中で同社のみが壇上で国産ヒューマノイド「N」の歩行デモを実施した。
今回の事業でHighlandersが開発するのは、対象物との接触状態を推定しながら動作を生成する国産フィジカルAI基盤モデル。現在量産化を進める独自ヒューマノイド「N」と組み合わせ、自動車製造の位置合わせ工程に向けた基盤モデル開発に取り組む。具体的には、実機・模擬・シミュレーション環境の整備、視覚・触覚・力覚・関節トルクを同期させたマルチモーダルデータの取得、VLA(視覚・言語・行動統合モデル)とWM(物理状態世界モデル)の開発、未学習ワークを含む性能検証、GX型データ工場でのCO2排出量削減効果の検証などを進める。

同社は訓練データ収集のためのヒューマノイド機体も独自開発・量産しており、機構・電子回路・組み込みソフトウェア・AIを垂直統合で開発。2026年7月には三菱自動車工業と量産化に向けた共同記者会見を実施しており、2027年の出荷開始に向けて準備を進めているという。

代表の増岡宏哉氏は「日本はこのままでは、貴重な現場データを海外ヒューマノイド向けに訓練データ化され、将来は海外ヒューマノイドの労働力によってGDPの大半を補わねばならない苦しいシナリオが予見されます」とコメント。国産基盤モデル・国産ヒューマノイドによる労働力不足解決の重要性を訴えた。
■GENIAC公式サイト
geniac.meti.go.jp/
