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ロードムービーおすすめ20選|旅と人生を描いた名作

Indiebase編集部です。

車でどこまでも続く一本道を走る。見知らぬ土地を歩き、知らない人と出会う。あるいは、何かから逃げるように故郷を離れる。

ロードムービーでは、目的地にたどり着くこと以上に、その途中で何を見て、誰と出会い、どう変わっていくのかが描かれます。自由を求める旅もあれば、家族との関係を取り戻す旅、過去と向き合う旅もあります。

今回は、アメリカン・ニューシネマを代表する作品から家族ドラマ、青春映画、日本映画まで、「旅と人生」を描いたロードムービーの名作20本を厳選して紹介します。

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。各作品の配信状況、字幕・吹替などの視聴形式は各配信サービスにてご確認ください。Amazon Prime Videoで取り扱いがない作品については、その他の動画配信サービス等をご確認ください。


1. イージー・ライダー

監督:デニス・ホッパー / 公開年:1969年
コカインの取引で大金を手にしたワイアットとビリーが、バイクに乗ってロサンゼルスからニューオーリンズを目指すロードムービー。
広大なアメリカを自由に走る二人の姿とは裏腹に、旅先では保守的な社会との衝突が待ち受けています。自由を求める若者たちと、それを拒絶する社会。1960年代のカウンターカルチャーを象徴し、その後のロードムービーにも大きな影響を与えた名作です。
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2. パリ、テキサス

監督:ヴィム・ヴェンダース / 公開年:1984年
テキサスの荒野を一人でさまよっていた男トラヴィス。長い失踪の末に発見された彼は、弟のもとへ戻り、離れて暮らしていた息子と再会します。
やがて二人は、姿を消した妻ジェーンを探すため旅に出ることに。果てしなく続く道路や砂漠の風景の中で、失われた家族の時間と孤独を描いたロードムービーの傑作です。
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3. ストレイト・ストーリー

監督:デヴィッド・リンチ / 公開年:1999年
73歳のアルヴィン・ストレイトは、長年疎遠になっていた兄が倒れたことを知り、兄に会うため旅に出ることを決意します。しかし車の運転免許を持たない彼が選んだ移動手段は、芝刈り機でした。
時速わずか数キロの旅の途中で出会う人々との会話を通して、人生、家族、老いが静かに浮かび上がっていきます。奇抜な作品で知られるデヴィッド・リンチが、驚くほど穏やかな視線で人生を描いた名作です。
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4. テルマ&ルイーズ

監督:リドリー・スコット / 公開年:1991年
退屈な日常から抜け出すため週末旅行へ出かけた主婦テルマとウェイトレスのルイーズ。しかし旅先で起きた事件をきっかけに、二人は警察から追われる逃亡者となってしまいます。
車を走らせるほど後戻りできなくなっていく一方、二人はそれまで経験したことのない自由を手にしていきます。友情、抑圧、解放を描き、映画史に残るラストでも知られるロードムービーです。
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5. ペーパー・ムーン

監督:ピーター・ボグダノヴィッチ / 公開年:1973年
大恐慌時代のアメリカを舞台に、詐欺師モーゼと9歳の少女アディが旅をするロードムービー。
聖書を売りつける詐欺を繰り返しながら町から町へ移動する二人は、衝突しながらも次第に奇妙な絆を築いていきます。モノクロ映像で描かれる1930年代の風景と、ライアン・オニールとテイタム・オニール親子による軽妙な掛け合いも魅力です。
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6. 都会のアリス

監督:ヴィム・ヴェンダース / 公開年:1974年
アメリカを旅していたドイツ人ジャーナリストのフィリップが、ひょんなことから9歳の少女アリスを預かることになり、彼女の祖母を探してヨーロッパを旅する物語。
最初は仕方なく行動を共にしていた二人ですが、旅を続けるうちに少しずつ距離が縮まっていきます。移動する風景と偶然の出会いを通して、孤独な人間同士のつながりを描いたヴェンダース初期の代表作です。


7. スケアクロウ

監督:ジェリー・シャッツバーグ / 公開年:1973年
6年の刑期を終え、洗車店を開くためピッツバーグを目指すマックスと、5年間の船員生活を終え、一度も会ったことのない我が子に会うためデトロイトへ向かうライオン。偶然出会った二人の男が、ともにアメリカを旅するロードムービー。
性格も生き方もまるで違う二人が、ヒッチハイクをしながら旅を続けるうちに奇妙な友情を育んでいきます。ジーン・ハックマンとアル・パチーノの名演とともに、孤独や挫折、それでも誰かと生きることの温かさを描いたアメリカン・ニューシネマの名作です。
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8. モーターサイクル・ダイアリーズ

監督:ウォルター・サレス / 公開年:2004年
23歳の医学生エルネスト・ゲバラと友人アルベルト・グラナードが、オンボロのバイクに乗って南米大陸を旅する青春ロードムービー。
旅の途中で貧困や社会的不平等を目の当たりにしたゲバラは、少しずつ世界を見る目を変えていきます。後に革命家チェ・ゲバラとなる青年が経験した旅を通して、人間が旅によって変わっていく過程を描いた作品です。


9. リトル・ミス・サンシャイン

監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス / 公開年:2006年
少女オリーヴを子ども向け美人コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」に出場させるため、個性的な家族6人が黄色いフォルクスワーゲンのバスでカリフォルニアを目指します。
旅の途中では故障や家族の衝突など、次々とトラブルが発生。それでも同じ車に乗って進むうちに、バラバラだった家族の関係が少しずつ変化していきます。笑いと切なさが同居するロードムービーの人気作です。
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10. ノマドランド

監督:クロエ・ジャオ / 公開年:2020年
夫と故郷を失った女性ファーンが、バンに生活用品を積み込み、季節労働をしながらアメリカ各地を移動して暮らす姿を描いた作品。
広大な自然の中を移動する生活は自由に見える一方、そこには孤独や経済的不安も存在します。旅先で出会うノマドたちとの交流を通して、家とは何か、豊かさとは何かを静かに問いかける現代のロードムービーです。
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11. スタンド・バイ・ミー

監督:ロブ・ライナー / 公開年:1986年
1959年の夏、オレゴン州の小さな町に暮らす4人の少年が、行方不明になった少年の遺体を探すため線路沿いを歩いて旅する青春映画。
わずか数日の小さな冒険の中で、少年たちは家庭の問題や友情、死と向き合うことになります。大人になってから振り返る少年時代の記憶を描き、旅と成長を結びつけた青春映画の名作です。
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12. プリシラ

監督:ステファン・エリオット / 公開年:1994年
2人のドラァグクイーンと1人のトランスジェンダー女性が、ショーに出演するため「プリシラ」と名付けたバスに乗り、オーストラリアの砂漠を横断するロードムービー。
派手な衣装と音楽に彩られた旅の一方で、道中では偏見や差別にも直面します。それでも自分らしさを失わず進んでいく3人の姿を、ユーモアと温かさを交えて描いた作品です。


13. セントラル・ステーション

監督:ウォルター・サレス / 公開年:1998年
リオデジャネイロ中央駅で、読み書きのできない人々のために手紙を書く仕事をしている女性ドーラ。ある出来事をきっかけに、父親を探す少年ジョズエとブラジル北東部へ旅することになります。
他人を信用しないドーラと、父親との再会を信じるジョズエ。長い旅とさまざまな出会いを通して、二人の間には家族にも似た絆が生まれていきます。孤独と再生を描いたブラジル映画の名作です。


14. バグダッド・カフェ

監督:パーシー・アドロン / 公開年:1987年
旅行中に夫と喧嘩して別れたドイツ人女性ジャスミンが、アメリカ西部の砂漠にある寂れたモーテル兼カフェ「バグダッド・カフェ」へたどり着く物語。
最初は周囲から警戒されていたジャスミンですが、店を切り盛りするブレンダや個性的な人々との交流によって、荒れ果てていた場所に少しずつ変化が生まれます。旅の途中で見つけた新しい居場所と、人とのつながりを描いた作品です。
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15. ワイルド・アット・ハート

監督:デヴィッド・リンチ / 公開年:1990年
恋人同士のセイラーとルーラが、二人の関係を認めないルーラの母親から逃れるため、車で旅に出るロードムービー。
旅先では奇妙で暴力的な人物たちが次々と現れ、二人の逃避行は悪夢のような世界へ入り込んでいきます。犯罪映画、恋愛映画、ロードムービーをデヴィッド・リンチ独特の狂気で融合させた異色作です。
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16. オー・ブラザー!

監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン / 公開年:2000年
1930年代のアメリカ南部を舞台に、刑務所から脱走した3人の男が隠された大金を求めて旅をするロードコメディ。
旅の途中で銀行強盗や宗教集会など、奇妙な出来事に次々と遭遇します。ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』を下敷きに、アメリカ南部の音楽や文化を詰め込んだコーエン兄弟らしい作品です。
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17. 幸福の黄色いハンカチ

監督:山田洋次 / 公開年:1977年
失恋をきっかけに北海道へやってきた青年・欽也と、旅先で出会った朱美。そして刑期を終えて出所したばかりの勇作。偶然出会った3人が車で北海道を旅するロードムービーです。
勇作には、かつて別れた妻への忘れられない思いがありました。広大な北海道を進む旅の中で、それぞれが抱えている孤独や人生が少しずつ明らかになっていきます。日本ロードムービーを代表する名作です。
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18. 菊次郎の夏

監督:北野武 / 公開年:1999年
祖母と暮らす少年・正男が、遠く離れて暮らす母親に会うため旅に出る物語。近所に住む男・菊次郎が付き添うことになりますが、二人の旅はなかなか思い通りには進みません。
競輪に寄り道したり、ヒッチハイクをしたり、旅先で奇妙な大人たちと出会ったり。笑いの中に少年の孤独と大人の優しさを織り込み、久石譲の音楽とともに忘れがたい夏の旅を描いた作品です。


19. グリーンブック

監督:ピーター・ファレリー / 公開年:2018年
1962年、黒人ピアニストのドクター・シャーリーがアメリカ南部を巡る演奏ツアーを行うため、イタリア系アメリカ人のトニー・リップを運転手兼用心棒として雇うところから始まります。
人種も育った環境も価値観も異なる二人は、旅の途中で衝突を繰り返しながら少しずつ互いを理解していきます。当時の人種差別が残るアメリカ南部を背景に、旅によって変化していく二人の関係を描いた作品です。
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20. ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

監督:アレクサンダー・ペイン / 公開年:2013年
高額賞金に当選したと信じ込んだ老人ウディが、賞金を受け取るためモンタナ州からネブラスカ州へ向かおうとする物語。息子デヴィッドは父親を止めきれず、車で連れていくことにします。
道中で父の故郷に立ち寄ったことで、息子が知らなかった父親の過去や家族の記憶が明らかになっていきます。老いと家族、親子の距離をモノクロ映像で静かに描いたロードムービーです。
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旅の終わりには、出発したときとは違う自分がいる

ロードムービーでは、目的地そのものよりも「そこへ向かう時間」が重要です。

『イージー・ライダー』では自由を求めてアメリカを走り、『パリ、テキサス』では失われた家族を探し、『ストレイト・ストーリー』では人生の終わりに兄との関係を取り戻そうとします。

旅先で出会う人、見たことのない風景、予想外の出来事。それらを経験することで、登場人物たちは出発したときとは少し違う人間になっていきます。

遠くへ行くことだけが旅ではありません。誰かに会うこと、過去と向き合うこと、自分の人生を見つめ直すこと。そんな「人生そのものとしての旅」を描いていることが、ロードムービーが長く愛され続ける理由なのかもしれません。

(文:Indiebase編集部)


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