Indiebase編集部です。
瀬戸内海に面した港町、坂道と路地が続く尾道、豊かな自然に囲まれた県北の街並み。広島県は、歴史や文化、地域の特色を生かした数多くの漫画の舞台となってきました。
戦時中の呉で暮らす女性の日常を描く『この世界の片隅に』、広島への原爆投下と戦後を生きる人々を描いた『はだしのゲン』、尾道を舞台にした青春漫画『しまなみ誰そ彼』など、さまざまなジャンルの名作があります。
今回は、広島県を舞台にした漫画おすすめ20作品を厳選して紹介します。戦争や歴史を描いた作品から、恋愛、青春、スポーツ、ファンタジー、仕事をテーマにした漫画まで幅広く集めました。
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1. この世界の片隅に

作者:こうの史代
舞台:呉市・広島市
戦時中の広島。絵を描くことが好きな少女・浦野すずは、呉に暮らす北條周作との結婚を機に、慣れない土地で新しい生活を始める。戦争が激しくなるなかでも、食事を工夫し、家族と笑い合いながら日々を過ごしていく。広島市と呉市を舞台に、戦時下の人々の暮らしを丁寧に描いた歴史漫画。2016年には長編アニメーション映画化された。
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2. はだしのゲン

作者:中沢啓治
舞台:広島市
太平洋戦争末期の広島。小学2年生の中岡元は、戦争に反対する父親や家族とともに、厳しい生活を送っていた。しかし、1945年8月6日の原爆投下によって、その日常は一瞬で奪われてしまう。作者自身の被爆体験をもとに、原爆の惨禍と戦後を生き抜く少年の姿を描いた反戦漫画。広島の歴史を伝える、日本漫画史に残る重要な作品。
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3. 夕凪の街 桜の国

作者:こうの史代
舞台:広島市・東京都
原爆投下から10年後の広島。被爆を生き延びた女性・平野皆実は、日常を取り戻しつつある街で働きながら、心に深い傷を抱えていた。物語は彼女の人生から、次の世代の家族へとつながっていく。原爆が人々の人生に残した影響を、異なる時代の女性たちを通じて描いた短編連作。『この世界の片隅に』の作者による、広島を題材にした代表作の一つ。
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4. 君のいる町

作者:瀬尾公治
舞台:庄原市・東京都
広島県庄原市に暮らす高校生・桐島青大の家に、東京からやってきた少女・枝葉柚希が居候することになる。突然始まった共同生活に戸惑う青大だったが、次第に柚希の存在が大きくなっていく。やがて二人の関係は、広島から東京へと舞台を移しながら複雑に変化していく。庄原の田園風景や高校生活を背景に、恋愛とすれ違いを描いた青春漫画。
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5. しまなみ誰そ彼

作者:鎌谷悠希
舞台:尾道市
尾道に暮らす高校生・要介は、自分が同性に惹かれることを周囲に知られたのではないかと怯え、深く思い悩んでいた。そんなとき、謎めいた女性「誰かさん」と出会い、さまざまな事情を抱える人々が集う談話室へ導かれる。瀬戸内海を望む尾道の街を舞台に、性的指向や性自認、孤独と居場所をテーマに描いた青春群像劇。繊細な心理描写が特徴。
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6. 朝霧の巫女

作者:宇河弘樹
舞台:三次市
広島県三次市に戻ってきた高校生・天津忠尋は、謎の妖怪たちに襲われる。彼を守るのは、神社に暮らす幼なじみの稗田柚子と、その姉妹たちだった。やがて忠尋は、自らの血筋にまつわる秘密と、妖怪たちの争いに巻き込まれていく。三次市を舞台に、神道や日本の伝承を取り入れた伝奇ファンタジー。古くから妖怪伝説が残る地域の特色を生かした作品。
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7. BADBOYS

作者:田中宏
舞台:広島市
裕福な家庭に育った桐木司は、不良の世界に憧れて家を飛び出し、広島の暴走族「極楽蝶」と関わるようになる。やがてリーダーとなった司は、広島最強を誇る「陴威窠斗」や「廣島Night’s」など、強豪チームとの抗争に挑んでいく。広島を舞台に、若者たちの喧嘩と友情、仲間への思いを描いたヤンキー漫画。田中宏の代表作で、実写映画化もされている。
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8. ぱすてる

作者:小林俊彦
舞台:尾道市
広島県尾道市に暮らす高校生・只野麦は、夏休みのアルバイト先で出会った少女・月咲ゆうに一目惚れする。ところが、思いがけない事情から、ゆうと妹のつかさと一緒に暮らすことになってしまう。尾道の坂道や港町の風景を背景に、恋愛に不器用な少年少女たちの日常を描いたラブコメディ。瀬戸内の穏やかな雰囲気と、青春の甘酸っぱさが魅力。
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9. カバチタレ!

原作:田島隆/漫画:東風孝広
舞台:広島県
法律の知識がなかったために理不尽な目に遭った青年・田村勝弘は、行政書士の大野勇との出会いをきっかけに、法律の力で人を助ける仕事を目指す。大野事務所で働きながら、借金や相続、労働問題など、さまざまなトラブルの解決に挑んでいく。広島弁で「文句」や「屁理屈」を意味する言葉をタイトルにした法律漫画。身近な法律問題を人間ドラマとともに描く。
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10. 極悪がんぼ

原作:田島隆/漫画:東風孝広
舞台:広島県
社会の裏側で生きる青年・神崎守は、ある出来事をきっかけに、トラブル処理を専門とする裏社会の人間たちと関わるようになる。借金、詐欺、企業間の争いなど、表の法律だけでは解決できない問題に向き合いながら、したたかに生き抜いていく。『カバチタレ!』と同じ作者コンビが描く、広島を舞台にしたアウトロー漫画。法律と人間の欲望が複雑に絡み合う。
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11. マトリと狂犬 ―路地裏の男達―

原作:田島隆/漫画:マサシ
舞台:広島県
広島の裏社会で麻薬の売人として生きる梅沢恭之介は、麻薬取締官・黒崎徹に弱みを握られ、捜査のスパイになるよう命じられる。さらに警察の刑事・葛城からも協力を迫られ、二重スパイとして危険な立場に追い込まれていく。広島を中心に、麻薬犯罪と裏社会の抗争を描いたクライムサスペンス漫画。2026年には実写ドラマ化された。
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12. あきら翔ぶ!!

作者:とだ勝之
舞台:広島県・瀬戸内海の架空の島
瀬戸内海に浮かぶ小さな島「瀬戸島」。野球が大好きな少年・敷嶋あきらは、島の仲間たちとともに、強豪チームに立ち向かっていく。体格や環境に恵まれなくても、持ち前の発想力とチームワークを武器に成長していく少年たち。広島を舞台とする野球漫画で、広島弁を話す登場人物も多数登場する。島の子供たちの友情と熱い試合が魅力。
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13. 修羅の門異伝 ふでかげ

原作:川原正敏/漫画:飛永宏之
舞台:三原市
広島県三原市を舞台に、サッカーに情熱を懸ける少年たちの挑戦を描いたスポーツ漫画。主人公たちは、地元で出会った仲間とともにチームを作り、強豪相手の試合へ挑んでいく。『修羅の門』の川原正敏が原作を担当した作品で、三原の山や港、街並みなど実在する風景が登場する。地域に根ざしたサッカーチームの成長と、仲間たちの絆を描く。
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14. 赤い文化住宅の初子

作者:松田洋子
舞台:広島県・福山市をモデルとする地方都市
母を亡くし、父親も家を出てしまった少女・初子は、高校を中退して働く兄と二人で貧しい生活を送っていた。家にはテレビも電話もなく、進学することさえ難しい。そんな初子にとって、同級生の少年との淡い恋が心の支えとなっていく。広島の地方都市を背景に、厳しい現実のなかで幸せを求める少女を描いた青春漫画。2007年には実写映画化された。
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15. 女神の鬼

作者:田中宏
舞台:広島市など
1979年の広島。後に「ギッチョ」と呼ばれる少年・佐川義は、自分の王国を築くことを夢見て、喧嘩に明け暮れる日々を送っていた。成長したギッチョは、広島の不良たちとの抗争や、謎に包まれた「鎖国島」を巡る激しい戦いへ巻き込まれていく。『BADBOYS』と世界観を共有するヤンキー漫画。広島の不良文化と、破天荒な男たちの生きざまを描く。
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16. KIPPO

作者:田中宏
舞台:広島市
かつて広島の街で抗争を繰り広げた不良少年たちは、大人になり、それぞれの家庭や仕事を持つようになっていた。しかし、過去の因縁や新たな事件によって、再び仲間たちの人生が交錯していく。『BADBOYS』など田中宏作品の登場人物たちが集う群像劇。喧嘩だけでなく、家族や仲間との絆、人生に残る傷を描いた広島の人間ドラマ。
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17. たまゆら ~hitotose~

原作:佐藤順一/漫画:momo
舞台:広島県竹原市
写真が大好きな高校生・沢渡楓は、亡き父の故郷である広島県竹原市へ引っ越してくる。幼なじみの塙かおるや、新しく出会った岡崎のりえ、桜田麻音とともに、穏やかな日々を過ごしていく。古い町並みや瀬戸内海の風景を背景に、少女たちの友情と成長を描いた青春日常漫画。写真を通じて日常の小さな幸せを見つけていく物語。
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18. 広島さん、友達になってください

作者:こみちまい
舞台:広島県
父親の仕事の都合で全国を転々としてきた女子高校生・キミちゃんは、母親が広島への定住を決めたことから、新しい生活を始める。転校を繰り返してきたため友達作りが苦手だった彼女は、広島の街や文化に触れながら、少しずつ周囲との交流を深めていく。広島の名所や食文化、地元ならではの習慣を楽しみながら、少女の成長を描いたご当地4コマ漫画。
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19. とろける鉄工所

作者:野村宗弘
舞台:広島県内の鉄工所
広島の町外れにある小さな鉄工所「のろ鉄工」。そこで働く溶接工の北さんや、ベテランの小島さん、新人の吉川らは、厳しい作業環境やワンマン社長に振り回されながら毎日を過ごしている。溶接工として働いた経験を持つ作者が、鉄工所の仕事と家族の日常を描いた職業漫画。広島弁の会話や現場ならではの苦労、働く人々の温かさが魅力。
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20. 広島カープ誕生物語

作者:中沢啓治
舞台:広島市
原爆投下によって壊滅的な被害を受けた広島で、市民の希望となる球団が誕生する。資金難や経営危機に苦しみながらも、選手と市民が支え合い、広島カープは成長していく。球団の設立から1975年のリーグ初優勝までを描いた野球漫画。『はだしのゲン』の中沢啓治が、広島の復興と地域に根付いた野球文化を題材に描いた作品。
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広島の歴史や街並みを漫画で楽しもう
広島県を舞台にした漫画には、戦時中の人々の暮らしを描く『この世界の片隅に』『はだしのゲン』、尾道の青春を描く『ぱすてる』『しまなみ誰そ彼』、庄原を舞台にした恋愛漫画『君のいる町』など、多彩な作品があります。
また、広島の不良文化を描いた『BADBOYS』、鉄工所の仕事を題材にした『とろける鉄工所』、竹原の穏やかな日常を楽しめる『たまゆら』など、地域の特色を生かした漫画も豊富です。
広島の歴史や文化に興味がある人も、瀬戸内海の風景や地方都市の暮らしを描いた作品を探している人も、気になる漫画から読んでみてください。
