Indiebase編集部です。
今日は絵画1点ではなく、展覧会を紹介します。箱根のポーラ美術館で開催中の「あたらしい目―モネと21世紀のアート」展。モネ没後100年と同館の開館25周年が重なる記念の年に、アジア最大となる19点のモネ・コレクションと、国内外18組の現代作家の作品を組み合わせた大型企画です。
美術史をなぞらない構成
この展覧会の面白いところは、「モネから現代美術へ」という年表式の見せ方をあえて避けている点です。代わりに「カメラ」「時間」「河」「ライフ」「庭」という5つのテーマが展示室を横断し、美術館の内と外をつなぐ構成になっています。モネの隣にロニ・ホーンやルーカス・アルーダといった現代作家の作品が並び、100年の時差を挟んだ「目」同士の対話が生まれる仕掛けです。


森に30分ごとに霧が出る
屋外展示も見どころです。美術館を囲む「森の遊歩道」では、霧の彫刻で世界的に知られる中谷芙二子の作品が毎時0分と30分に出現します(冬季は休止)。森の奥からはスーザン・フィリップスのサウンド作品「ウインド・ウッド」が響き、箱根の自然そのものが展示の一部になっています。出展作家にはフェリックス・ゴンザレス=トレス、ピエール・ユイグ、ヴォルフガング・ティルマンスなど、現代美術の重要作家が並びます。


会期は2027年4月まで
会期は2027年4月7日までと長く、会期中は無休(12月1日のみ休館)。9月にはゴンザレス=トレスの「キャンディ」シリーズとモネの意外な接点を語る講演会、10月には出展作家・今坂庸二朗のアーティスト・トークも予定されています。

開催概要
会期:2026年6月17日(水)〜2027年4月7日(水)
会場:ポーラ美術館(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
公式サイト:https://www.polamuseum.or.jp/
(文:Indiebase編集部)
