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ちょんまげを切り落とし「散切り頭」となった人々、西洋文化が押し寄せる文明開化の足音、そして相次ぐ戦争と近代国家としての産声。約45年という短い期間でありながら、日本が最も劇的な変化を遂げた「明治時代」は、古い時代の価値観と新しい時代の波が激しく衝突する、ドラマの宝庫です。
今回は、大ヒットサバイバルアクションから明治の文豪を描いた歴史ロマンまで「明治時代漫画おすすめ10選」をピックアップしました。
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文明開化と近代化のうねり!明治時代漫画おすすめ10選
1. ゴールデンカムイ

著者: 野田サトル
巻数: 全31巻
明治時代末期の北海道と樺太を舞台に、日露戦争の英雄「不死身の杉元」とアイヌの少女・アシㇼパが、網走監獄の死刑囚たちが隠した莫大なアイヌの埋蔵金を巡ってサバイバルバトルを繰り広げる超大作。元新選組の土方歳三や第七師団の狂気的な軍人たちとの死闘を通じ、明治という時代が抱えた戦争の影と、アイヌ民族の豊かな文化が圧倒的な熱量で描かれます。
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2. るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-

著者: 和月伸宏
巻数: 全28巻(※続編『北海道編』連載中)
明治11年の東京を舞台に、幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心が、「不殺(ころさず)」の誓いを立てて新たな時代を生き抜く姿を描いた歴史アクションの金字塔。文明開化の華やかな生活の裏で、西南戦争の残党や政府の暗部、そして新しい時代に取り残された者たちの怨念と戦いながら、新しい日本のあるべき姿を模索する傑作です。
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3. 王道の狗

著者: 安彦良和
巻数: 全4巻
明治時代の中期、自由民権運動の激化から秩父事件、そして日清戦争へと向かう激動のアジアを舞台にした重厚な歴史巨編。アイヌの地へと流刑にされた青年・加納周助が、勝海舟ら歴史上の重要人物たちと関わりながら、「覇道」ではなくアジアが連携する「王道」の道を追い求める姿を描きます。『機動戦士ガンダム』の安彦良和が描く、骨太な歴史漫画の傑作です。
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4. 「坊っちゃん」の時代

原作: 関川夏央 / 漫画: 谷口ジロー
巻数: 全5巻
明治時代後期、日露戦争前後の日本を舞台に、夏目漱石や森鴎外、石川啄木、幸徳秋水ら、激動の時代を生きた文豪や知識人たちの生の営みを群像劇として描いた歴史ドラマの最高峰。西洋の圧倒的な文明に直面し、国家と個人の間で葛藤しながらも、新しい日本の文化と精神を創り出そうとした人々の苦悩が、緻密で静謐な画力で見事に表現されています。
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5. ふしぎの国のバード

著者: 佐々大河
巻数: 既刊13巻
明治11年(1878年)、西洋化の波が押し寄せる日本を訪れた実在のイギリス人女性探検家、イザベラ・バードの旅を描いた実録風コミック。通訳の伊藤を連れて東京から蝦夷地(北海道)を目指す彼女の目を通し、近代化によって消えゆく前の「古き良き日本の土着文化」や、豊かな自然、人々の素朴な暮らしが民俗学的なアプローチで丁寧に描かれる名作です。
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6. ニュクスの角灯(ランタン)

著者: 高浜寛
巻数: 全6巻
明治11年の長崎を舞台に、不思議な力「未来視」を持つ孤独な少女・美世(みよ)が、パリ帰りの店主・小浦百年が営むアンティークショップ「蛮」で働きながら成長していく物語。最先端の西洋文化が集まる長崎の華やかな空気感と、パリ万国博覧会に向けた明治日本の芸術への熱気、そして少女の淡い恋が美しいタッチで描かれます。手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作です。
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7. 日露戦争物語

著者: 江川達也
巻数: 全22巻
明治という近代国家最大の試練であった「日露戦争」に至るまでの道のりを、日本海海戦の天才戦術家・秋山真之の少年時代から青年期を中心に描いた歴史大作。国家の存亡を賭けた軍備拡張や、当時の政治家・軍人たちの思想、そして欧米列強に追いつこうとする明治日本の切実な熱気が、作者独自の詳細な歴史解釈とともに熱く描かれています。
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8. 警視庁草紙

原作: 山田風太郎 / 漫画: 東直輝
巻数: 既刊13巻
明治初期、西郷隆盛による西南戦争の足音が近づく帝都・東京を舞台に、旧幕臣出身の警察官たちと、薩摩藩出身のエリート警察官たちの暗闘を描いた歴史ミステリー&アクション。山田風太郎の傑作小説のコミカライズであり、江戸の残り香が漂う町で起こる猟奇事件を追う中で、勝者と敗者の埋まらない溝と誇りが激しく火花を散らす痛快なドラマです。
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9. 陽だまりの樹

著者: 手塚治虫
巻数: 全11巻
幕末から始まり、明治維新直後の混乱期までを描き切った手塚治虫の歴史巨編。武士道に固執する頑固な府中藩士・伊武谷万二郎と、著者の曾祖父であり新しい西洋医学に情熱を燃やす蘭方医・手塚良庵。対照的なふたりの青年が、刀の時代から近代化へと移り変わる激動の波に翻弄されながらも、それぞれの信念を貫いて生き抜く姿を描いたヒューマンドラマです。
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10. 一の食卓

著者: 樹なつみ
巻数: 全6巻
新選組の三番隊組長として恐れられた剣客・斎藤一が、明治維新後に「藤田五郎」と名を変え、政府の密偵として生きる明治時代を描いた歴史群像劇。パン職人を目指す少女・西塔明との交流を軸に、西洋料理のグルメ要素を交えながら、新しい時代の中で過去の因縁と向き合い、かつての戦友たちとの記憶を抱えながら生きる男の哀愁が、鮮やかな人間模様とともに描かれます。
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ちょんまげを捨てて西洋のスーツに袖を通し、世界に追いつこうと必死に駆け抜けた明治の人々。彼らの葛藤や失われた古い文化へのノスタルジーを描いた漫画は、現代の私たちがどこから来て、何を失い、何を得たのかを静かに、そして熱く問いかけてくれます。
(文:Indiebase編集部)
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