Indiebase編集部です。
圧倒的なスケールで描かれる未知なる世界への冒険、人智を超えた自然や生命との共生・対立、精緻に作り込まれた道具や暮らしのロマン、そして世界の真理を知っていく少年少女たちの成長。宮崎駿監督が描くアニメーション作品(特に『風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』、『天空の城ラピュタ』など)には、私たちの童心を刺激し、世界の美しさと厳しさを教えてくれる最高の冒険心が詰まっています。
今回は、豊かな自然観から職人技が光るファンタジー、滅びゆく世界を旅する冒険劇まで「宮崎駿好きにおすすめの漫画10選」をピックアップしました。
※巻数・商品情報は記事公開時点の情報です。掲載している巻数は作品の完結・連載状況を示すものではありません。最新の刊行状況については各商品ページをご確認ください。
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自然と冒険が織りなす幻想世界!宮崎駿好きに刺さる漫画10選
1. 蟲師

著者: 漆原友紀
巻数: 全10巻
動物でも植物でもない、生と死の間に存在する異形なる生命体「蟲」。それらが引き起こす不可解な現象を鎮め、人間と蟲との調和を探る行商人・ギンコの旅を描いた静かな伝奇ファンタジー。自然を人間が「服従」させるのではなく、「共に存在するもの」として捉える世界観や、人智を超えた生命への畏怖と慈しみを描く姿勢は、まさに『もののけ姫』や『ナウシカ』の自然観と深く共鳴します。
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2. ダンジョン飯

著者: 九井諒子
巻数: 全14巻
ドラゴンの腹の中に囚われた妹を救うため、冒険者ライオス一行が迷宮のモンスター(スライム、バジリスク、歩きキノコなど)を料理して自給自足しながら深く潜っていく異色グルメファンタジー。モンスターの生態系や食糧連鎖、世界の構築が圧倒的かつ精巧に描かれており、ひとつの広大な生態系(世界)を誠実に描き切る姿勢は宮崎作品の探究心そのものです。
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3. ハクメイとミコチ

著者: 樫木祐人
巻数: 全14巻
緑深い森の樹洞に暮らす、身長わずか9センチメートルの小人・ハクメイとミコチ。ふたりの小さな女の子が、森の生き物や昆虫たちと交流しながら、料理や修理、仕事を楽しむ豊かな日常を描く作品。小人の視点で描かれる自然の手触り、手仕事や生活道具へのあたたかなこだわりは、『借りぐらしのアリエッティ』や『魔女の宅急便』のような手仕事と生活への愛おしさに満ちています。
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4. とんがり帽子のアトリエ

著者: 白浜鴎
巻数: 全16巻
仕立て屋の娘である少女・ココが、憧れの魔法使いキーフリーと出会い、魔法の真実を知ったことで魔法使いを目指すクラシカルファンタジー。「インクと図形」によって描く魔法の仕組みや、手先の工芸的クラフト感、そして何より絵本のように美しく緻密な作画が魅力。「少女が世界の未知に触れて育っていく」という宮崎アニメ的なワクワク感が詰まった傑作です。
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5. メイドインアビス

著者: つくしあきひと
巻数: 全15巻
人類最後の未開の巨大縦穴「アビス」。母を探す探窟家の少女・リコと、記憶を失った人型ロボットの少年・レグが、秘境の底を目指して危険な大穴を下っていく大冒険劇。独自の生態系を持つ恐ろしい原生生物や秘宝、アビスがもたらす呪い――未知なる世界への圧倒的な好奇心と冒険ロマンは『ラピュタ』や『ナウシカ』の系譜を感じさせます。
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6. 海獣の子供

著者: 五十嵐大介
巻数: 全5巻
部活で居場所を失った中学生の琉花が、ジュゴンに育てられたという少年「海」と「空」に出会う海洋ファンタジー。生命の源である海、圧倒的なスケールで描かれる自然の奇跡と神秘。五十嵐大介の圧倒的な密度の手描き作画で描かれる「人間を超えた巨大な自然の営み」は、『もののけ姫』や『崖の上のポニョ』が描いた圧倒的な生命の躍動感に通じます。
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7. 天国大魔境

著者: 石黒正数
巻数: 全13巻
未曾有の災害によって文明が崩壊し、異形のバケモノが徘徊する荒廃した日本を旅する少年少女・マルとキルコ(廃墟世界)。そして美しい壁に囲まれた施設で暮らす子どもたちの謎めいた日常(天国世界)。ふたつの世界が交錯しながら「天国」を目指すSFロードムービーです。廃墟と化した自然豊かな文明の残骸を旅するワクワク感とミステリーが魅力です。
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8. 竜のかわいい七つの子

著者: 九井諒子
巻数: 全1巻
竜と人間、悪魔と昔話、異種族との交流を描いた全7編からなる珠玉の短編集。人間以外の生き物たちの思考や文化の差を温かくコミカルに描きつつ、どこか昔話や寓話のような懐かしさと余韻を残します。短編ながらもひとつの生き生きとした異世界を感じさせる、宮崎作品の民話的で豊かなエッセンスがぎゅっと詰まった1冊です。
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9. 魔女

著者: 五十嵐大介
巻数: 全2巻
世界各地(イスタンブール、ネパール、クアラルンプールなど)を舞台に、自然の自然たる理や精霊の声を聴く「魔女」たちの生き様を描いた短編連作。呪術、民俗学、そして自然の偉大な力と対峙する女性たちの力強いまなざし。自然と対話し、過酷な宿命を受け入れて立つ凛としたヒロイン像は、宮崎作品における強い女性像と重なります。
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10. 少女終末旅行

著者: つくみず
巻数: 全6巻
文明が崩壊し、人影のなくなった多層都市を愛車ケッテンクラートに乗ってあてもなく旅するふたりの少女・チトとユーリ。絶望的な終末世界でありながら、廃墟の中で見つける缶詰や本、雪景色などの小さな喜びに心を寄せる静かなディストピア劇。旧文明の遺物を巡る旅の空気感は、漫画版『風の谷のナウシカ』のような深遠な終末世界観をどこか思わせます。
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人間を超えた自然への尊厳、道具や生き物への探求心、そして自らの足で広大な世界へと足を踏み出していく冒険心。宮崎駿作品の遺伝子を感じさせる漫画たちは、私たちが忘れかけていた世界への好奇心と感動を思い起こさせてくれます。
(文:Indiebase編集部)
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