開発元のUnplayTheGameは2026年2月11日、ストリーマーシミュレーターとクリッカー、QTEアクションを融合させた異色作『Imagine Sisyphus Happy』の英語版デモ版を公開しました。
本作は、ギリシャ神話において「巨大な岩を山頂まで押し上げる」という永遠の拷問を受けたシシュポス王が、その終わりのない苦行を逆手に取り、「ライブ配信」することで喜びと収益を見出すという、あまりにも皮肉で現代的な設定のゲームです。
「不条理」をエンタメに変える配信者の矜持
プレイヤーはシシュポスとなり、背後から転がり落ちる岩に抗いながら山を登ります。しかし、ただ登るだけでは視聴者は満足しません。
岩を押し上げながらバク宙などのアクロバティックなトリックを決め、チャット欄を熱狂させる必要があります。トリックの成功には、タイピングやリズムゲーム、さらには「数学の計算」といった20種類以上のミニゲームをこなす集中力が求められます。
- 100種類以上の「岩」: プレイヤーが押すのは単なる石ころではありません。それぞれが「現代人の日常的な苦悩」を象徴しており、岩ごとに異なるステータスやミニゲームが設定されています。
- 深化する配信エコシステム: 視聴者数に基づいた広告収入、熱狂的なファンからのサブスクリプション、そして時には「失敗した際の憐れみのスパチャ」を管理しながら、機材や配信部屋のデコレーションを強化していきます。

「君もシシュポスではないか?」
本作の核となるのは、アルベール・カミュの『シシュポスの神話』から引用された「人はシシュポスが幸福であると想像しなければならない」という哲学的な問いかけです。
毎日同じ作業を繰り返し、数字(フォロワーや収入)を追い求める現代のSNS社会やゲーマーに対し、本作は「そのループの中に、あなた自身の意味を見出せるか?」という痛烈なメタメッセージを突きつけます。

デモ版(英語版)の内容
現在公開中のデモでは、基本アクションとスキルツリーの一部が体験可能です。製品版では、視聴者がゲームに介入できるTwitch連携や、自作の岩を追加できるSteamワークショップへの対応も予定されています。

製品概要
| 項目 | 内容 |
| タイトル | Imagine Sisyphus Happy |
| 開発 / パブリッシャー | UnplayTheGame |
| リリース日 | 2026年予定 |
| ジャンル | ストリーマーシミュレーター / クリッカー / アクション |
| プラットフォーム | PC(Steam)/ デモ版公開中 |
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※本記事内の画像は、本作のSteamストアページにて公開されているスクリーンショット画像を使用しています。
