個人デベロッパーのDoctor Shinobiが手がける、一人称視点のタイムループ・アドベンチャー『Dead Watch』のデモ版がSteamにて公開中だ。本作は、閉ざされた城内で繰り返される殺人事件を阻止するため、幾度ものループを経て「未来」を書き換えるミステリー作品。プレイヤーの知性を尊重した硬派なゲームデザインが特徴となっている。
死体発見がトリガーとなる「運命の書き換え」
本作の舞台は、見知らぬ人々に囲まれた不気味な城。プレイヤーは城からの脱出口を探す過程で殺人事件に遭遇するが、死体を見つけた瞬間に時間は「最初の目覚め」へと巻き戻ってしまう。
ループが発生するたびに物理的な進捗やアイテムは失われるが、プレイヤーが得た「知識」はリセットされない。特定の時間帯に誰がどこにいたか、どの扉が施錠されていたかといった情報を積み重ねることで、以前のサイクルでは不可能だった探索ルートや会話の選択肢が解放されていく。

リアルタイムで動くNPCと「時系列シミュレーション」
城内に滞在するキャラクターたちは、それぞれ独自のスケジュール(タイムライン)に沿って動いている。時間が経過するにつれて彼らは部屋を移動し、特定の行動をとる。
特筆すべきは、プレイヤーの行動が彼らのスケジュールに直接影響を与える点だ。特定の会話や干渉によってキャラクターの行動を変化させ、後に起こるはずの殺人を未遂に終わらせる、あるいは惨劇を未然に防ぐといった「未来の改変」がゲームプレイの核となる。

プレイヤーの知恵を試す、徹底した「ノー・ハンドホールディング」
本作は、近年のゲームに多く見られる親切なガイドや押し付けがましいUIを徹底的に排除している。
- ダイジェティックな演出: 画面上に時刻を表示するUIはなく、時間の経過は大広間にそびえ立つ巨大な時計を直接目視して確認しなければならない。
- 自力での推論: チュートリアル用の「妖精」のような存在もいなければ、ヒント機能も用意されていない。プレイヤー自身が城の隠し部屋を探索し、断片的な手がかりを自力で繋ぎ合わせて真実を導き出す必要がある。
「知識」こそが唯一の武器となる本作。デモ版では物語の導入と、最初のループを巡るスリリングな探索を体験することが可能だ。運命を欺き、城の暗い秘密を暴く知的な挑戦が、今まさに幕を開けている。

製品情報
- タイトル: Dead Watch
- 開発元: Doctor Shinobi
- パブリッシャー: Doctor Shinobi
- ジャンル: タイムループ・ミステリー / アドベンチャー
- プラットフォーム: PC(Steam)
- 価格: 未定
- リリース日: 発表予定(デモ版公開中)
