CULTURE

回るベッドは建築遺産だ。消えゆく昭和ラブホをスケッチで記録した『昭和レトロラブホ図鑑』発売

イカロス出版は、おにつかちなつ著『昭和レトロラブホ図鑑』を2026年8月21日に発売した。A5判176ページで、定価は1,980円(税込)。

ヨーロッパの古城や宮殿のような外観、ネオンが輝きベッドが回るアミューズメントパークのような室内——ラブホテルは高度経済成長期に大きく発展し、日本の都市景観やライフスタイルに影響を与えてきた。しかしその性質上、エロティックな部分ばかりが注目され、建築史・デザイン史から取り上げられることはほとんどなかった。法規制の強化やトレンドの変化で急速に姿を消しつつあり、十分な記録も残らないまま解体された物件も多いという。

本書は、10年以上にわたる現地調査および文献調査に基づき、その姿を手書きのスケッチで可能な限り忠実に記録した一冊。写真や映像では伝えきれない昭和ラブホのダイナミックな空間の使い方や複雑な立体感を伝えるため、パース表現を採用している。

構成は、お城の形のラブホテル、海外旅行気分のラブホテル、空と宇宙のラブホテル、遊園地のようなファンタジーなラブホテル、ガラスと鏡のラブホテルの全5章。特徴的な部屋の紹介に加え、平面図や詳細スケッチ、取材リポートを掲載し、「ラブホテルとはどんな建築か」などのコラムや簡易年表も収録する。

昭和好きやレトロ空間好きはもちろん、建築・デザインに興味のある人や、背景画などの資料を探している人にもおすすめだという。

「昭和レトロラブホ図鑑」書籍ページ:https://books.ikaros.jp/book/b10170976.html

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