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【TGA 2025】『Expedition 33』が並んだ“伝説”の系譜。歴代「Game of the Year」受賞作を振り返る

Indiebase編集部です。

本日開催された「The Game Awards 2025」にて、Sandfall Interactiveのデビュー作『Clair Obscur: Expedition 33』がGame of the Year(GOTY)を含む9冠を達成し、歴史的な勝利を収めました。

「コマンドバトルは古い」という常識を覆した革命児。 しかし、GOTYのトロフィーの重みは、その年の勝利だけではありません。それは過去10年以上にわたり、ゲームの歴史を変えてきた「伝説たち」の仲間入りを果たすことを意味します。

今回は、『Expedition 33』の戴冠を記念して、The Game Awardsの歴代GOTY受賞作を振り返ります。 これを見れば、ゲーム業界がどのように進化し、なぜ今年『Expedition 33』が選ばれたのかが見えてくるはずです。


2025年:Clair Obscur: Expedition 33

「コマンドRPG」の復権と革命

まずは今年、圧倒的な支持で頂点に立った本作。 Unreal Engine 5による芸術的なビジュアルと、ターン制バトルにアクション(パリィ・回避)を融合させた「リアクティブ・ターンバトル」が世界を震撼させました。 AAAタイトルの続編がひしめく中、デビュー作である本作が選ばれたことは、「新しい体験」こそが最も評価されるべきというTGAの精神を象徴しています。

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2024年:Astro Bot

「ゲームを遊ぶ喜び」の原点回帰

(※2025年視点での回顧) 前年の勝者は、Team ASOBIが贈る3Dアクションの傑作でした。 複雑化・長大化する現代のゲームにおいて、「コントローラーを握って動かすだけで楽しい」という根源的な快楽を突き詰めた作品。DualSenseの機能をフル活用した触覚体験と、PlayStationの歴史を詰め込んだ愛溢れる内容は、世界中のゲーマーを笑顔にしました。

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2023年:Baldur’s Gate 3

TRPGの自由度を、ビデオゲームで完全再現

CRPG(コンピュータRPG)というニッチなジャンルを、一気にメインストリームへと押し上げた怪物。 「何でもできる」と言わしめた圧倒的な選択肢の幅と、フルボイス・モーションキャプチャによる没入感。開発元のLarian Studiosは、この作品で「RPGにおける自由度」の基準を数段引き上げました。

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2022年:Elden Ring

オープンワールド×死にゲーの到達点

フロム・ソフトウェアが放った、ダークファンタジーの金字塔。 「ソウルライク」の緊張感ある戦闘を、広大なオープンワールドに解き放つという野心的な試みが見事に結実しました。探索の自由度と、美しくも残酷な狭間の地の風景は、世界中のプレイヤーを虜にしました。

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2021年:It Takes Two

「協力プレイ」に革命を起こした2人

「必ず2人で遊ばなければならない」という制約を、最高のエンターテインメントに変えた作品。 ステージごとに全く異なるギミックが登場し、飽きさせない構成と、離婚寸前の夫婦の絆を取り戻すストーリーが見事に融合。インディー精神を持つ中規模タイトルがGOTYを獲る流れは、今年の『Expedition 33』にも通じています。

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2020年:The Last of Us Part II

賛否両論を巻き起こした、復讐の劇薬

ゲーム史上最も議論を呼んだ作品の一つであり、同時に圧倒的なクオリティでねじ伏せた傑作。 前作の愛を否定するかのような「復讐の連鎖」を描き、プレイヤーの感情を激しく揺さぶりました。アクセシビリティの充実など、ゲームとしての完成度は極限まで高められています。

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2019年:Sekiro: Shadows Die Twice

剣戟アクションの極致

「弾き(パリィ)」を主体とした戦闘システムを完成させた作品。 激しい剣戟の音と火花、一瞬の油断が死に直結する緊張感。RPG要素を排し、純粋なアクションスキルのみを求めたストイックな設計が評価されました。

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2018年:God of War

破壊神から、ひとりの「父」へ

かつてギリシャの神々を惨殺したクレイトスが、北欧の地で息子アトレウスと共に旅をする。 全編ワンカット(カメラが途切れない)という驚異的な演出技法と、親子の不器用な愛を描いた物語は、アクションゲームのドラマ性を新たな次元へと引き上げました。

▶ [Steamストアページ]


2017年:ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

「当たり前」を見直した、自由の定義

説明不要のマスターピース。「壁を登る」「どこへでも行ける」という、今では当たり前になったオープンワールドの基準を作った作品です。 物理演算とかけ算の遊び(化学エンジン)は、プレイヤーの創意工夫を無限に許容し、世界中の冒険心に火をつけました。

▶ [公式サイト]


編集部まとめ:そして歴史は『Expedition 33』へ
こうして振り返ると、歴代のGOTY受賞作には共通点があります。 それは「ジャンルの常識を更新した」ということ。

ゼルダはオープンワールドを。

SEKIROはアクションを。

バルダーズ・ゲート3はRPGの自由度を。

そして2025年、『Clair Obscur: Expedition 33』は、「コマンドバトルの退屈さ」を破壊し、美しくスリリングな体験へと昇華させました。 本作がこの系譜に並ぶことは、歴史の必然だったのかもしれません。

未プレイの方は、ぜひこの「最新の伝説」に触れてみてください。

(文:Indiebase編集部)


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本記事の画像引用について
本記事で使用しているゲーム画面およびアートワークの著作権は、各開発元・配信元に帰属します。
出典: Steam ストアページ

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