Indiebase編集部が注目のタイトルを掘り下げて紹介するシリーズ「Indie Focus」。今回取り上げるのは、Nihat Özdemirが開発する最大4人向けの協力型サバイバルホラー『Scary Cargo』だ。
本作の任務はいたってシンプル。「呪われた危険区域へ荷物を届けること」。しかし、その道中はシンプルとは程遠い。誰か一人が脱落した瞬間、このゲームは協力プレイから「究極の疑心暗鬼」へと変貌を遂げる。
「外見も声もそのまま」で戻ってくる恐怖
本作最大の特徴は、死んだ仲間が「怪物側」として復活するというシステムにあります。もし仲間が倒れても、悲しんでいる暇はありません。その仲間は「怪物」としてすぐに戻ってくるからです。
恐ろしいのは、外見も、声も、そして作戦やルートの記憶もすべて生前のままで、何食わぬ顔をしてあなたの隣に並び、再び走り出すことです。近年『Lethal Company』や『Content Warning』などのヒットにより「協力型配送ホラー」というジャンルは定着しましたが、本作はそこに「身内のなりすまし」という人狼的なエッセンスを絶妙にミックスしてきました。
「今のボイスチャットの声は本物か?」「さっき倒れたはずでは?」――この「声を覚えたまま戻ってくる」という仕様は、ボイスチャットを駆使するプレイヤーにとってこれ以上ない恐怖演出になるはずです。親密度が高ければ高いほど、裏切られた時のショックは大きくなるでしょう。

視線を外せば死が待っている
危険区域に潜む怪物たちは、それぞれがプレイヤーの「心理」と「視線」を逆手に取った性質を持っています。
- 視線が合った瞬間、硬直する怪物: 目を離せば襲われるが、見つめれば動けなくなるジレンマ。
- 振り返った瞬間に襲いかかる影: 背後に潜み、プレイヤーが確認しようと振り向くその隙を突く。
- 頭上からの脅威: 安全な道など存在せず、空からも常に命が狙われる。
武器を使って抵抗することも可能ですが、基本的には「逃げる」ことが生存への近道。限られたリソースの中で、戦うか逃げるかの選択を常に迫られます。

近距離ボイスチャットが加速させる「混乱」
本作には近距離ボイスチャットが搭載されています。これにより、遠くで聞こえる仲間の悲鳴や、背後から囁きかけてくる「何か」の存在がよりリアルに感じられます。
仲間を励ますのも、怪しいヤツを責めるのも、あるいは自分が怪物になった際に仲間を欺くのもすべて自由。荷物を無事に届けるという目的以上に、この「怪しいチームワーク」そのものが、プレイヤーにとって最大のパニック要素となるはずです。

製品概要
| 項目 | 内容 |
| タイトル | Scary Cargo |
| 開発 / パブリッシャー | Nihat Özdemir |
| リリース日 | 近日登場 |
| ジャンル | 協力型サバイバルホラー / パニック |
| プラットフォーム | PC(Steam) |
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※本記事内の画像は、本作のSteamストアページにて公開されているスクリーンショット画像を使用しています。
