喧騒が消えた深夜、グラスに注いだ琥珀色の液体を眺めながら、私たちは何処へでも行ける。良質なインディーカルチャーは、孤独を寂しさではなく「贅沢」に変えてくれます。
1. 『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action』
「カクテルを混ぜ、人生を変える。雨音とシンセ波に揺られて」

- 内容: サイバーパンクな近未来のバーでバーテンダーとなり、客に酒を出すアドベンチャー。
- おすすめの酒: ジンのトニック割り、または少し冷えたビール。
- 酔いしれる、その理由: 画面の向こうの客と自分、二つのグラスがリンクするような感覚。Garoadによる極上のサウンドトラックが、自室を近未来のダウンタウンの片隅へと変えてくれます。
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2. 『Citizen Sleeper』
「滅びゆく宇宙ステーションで、明日を生きるための『時間』を計る」

- 内容: 企業の所有物である「擬体」として、多種多様な人々が住まうステーションで自給自足の生活を送るTRPGライクな物語。
- おすすめの酒: 炭酸が鋭く弾ける、キンキンに冷えたハイボール。
- 酔いしれる、その理由: 限りある資源(ダイス)をやりくりする緊張感。その合間に、親しくなった住人と交わす会話の温かみ。冷たい炭酸が、ステーションの無機質な空気感と、そこにある生存への熱量を際立たせます。
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3. 『Kentucky Route Zero』
「真夜中のハイウェイで、現実と夢の境界線を踏み越える」

- 内容: 失われゆくアメリカの風景の中、存在しないはずの道「ルート・ゼロ」を旅するポイント&クリック。
- おすすめの酒: バーボン、または深煎りのコーヒーで割ったリキュール。
- 酔いしれる、その理由: まるで一晩かけて長編詩を読んでいるような、独特の浮遊感。酒が回るほどに、ゲーム内の不可解な現象が「忘れ去られた誰かの記憶」として、自分自身の心に静かに重なり始めます。
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4. 『Coffee Talk』
「夜の雨音に耳を澄ませ、異種族たちの悩みを受け流す」

- 内容: 人間とエルフ、オークなどが共存するシアトル。深夜のみ営業するカフェの店主として、客に飲み物を供し、彼らの物語を聴く。
- おすすめの酒: ラム酒を垂らしたホット・ブラックコーヒー。
- 酔いしれる、その理由: 「コーヒーを出すゲーム」であっても、大人の夜にはアルコールがよく合います。Lo-fiな音楽と雨音。カフェの喧騒を遠くに聞きながら、少しずつ酔いに身を任せる時間は至福です。
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5. 『Outer Wilds』
「宇宙の終焉を見つめながら、22分間の旅を繰り返す」

- 内容: 22分後に超新星爆発で滅びる太陽系を舞台に、謎を解き明かす探索アドベンチャー。
- おすすめの酒: 焚き火を思わせる、スモーキーなアイラ・モルト。
- 酔いしれる、その理由: 宇宙の孤独と、小さなキャンプファイヤーの温もり。惑星の崩壊を眺めながら、独りグラスを傾ける。宇宙の理(ことわり)に触れたとき、グラスの中の琥珀色が、星々の命の輝きに見えてくるはずです。
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Indiebase 編集後記
いい酒には、いい物語が必要だ。それは必ずしも派手である必要はない。深夜、自分自身に戻るための鍵となるような、静かで深い体験を。今夜、あなたはどの物語から読み始めますか?」
次の「一生モノ」に出会うために
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本記事の画像引用について
本記事で使用しているゲーム画面およびアートワークの著作権は、各開発元・配信元に帰属します。
出典: Steam ストアページ
