Indiebase編集部が今注目すべきタイトルをピックアップする本企画。今回紹介するのは、インドネシアのデベロッパーSeparuh Interactiveが開発を手がけるサバイバルホラー『Agni: Village of Calamity』だ。
本作は、『バイオハザード』や『サイレントヒル』といった90年代サバイバルホラーの黄金期に敬意を払いつつ、現代的なシネマティック表現を融合させた意欲作。2026年内のリリースに向けて開発が進められている。
閉鎖的な村「デサ・プルバ」を舞台にした非公認調査
主人公は、インドネシア警察特殊内務部に所属する警察官「アグニ」。彼女は上層部の命令に背き、不吉な予兆が漂う僻地の村「デサ・プルバ」へと単身潜入する。目的は、行方不明となったパートナー・リラの行方を追うことだ。
プレイヤーを待ち受けるのは、インドネシアの伝承やフォークロアをベースとした、湿り気のある恐怖だ。デサ・プルバの暗い秘密を暴くため、プレイヤーは手がかりを収集し、複雑なパズルを解き明かしながら、村の奥深くへと足を踏み入れていく。

固定カメラ視点による「死角」の恐怖
本作の最大の特徴は、クラシックなホラーゲームで多用された「固定カメラ視点」の採用だ。カメラ位置が固定されることで、曲がり角の先や画面の端といった「見えない場所」への恐怖が演出され、現代的な高精細グラフィックスと相まって、映画のような緊張感を生み出している。
また、リソース管理も重要な要素だ。限られたアイテムをどう運用し、いつ敵と戦い、いつ逃げるかという、サバイバルホラーの本質的な楽しさが追求されている。インベントリ内のアイテムを詳細に調べることで、隠されたヒントを見つけ出すといった探索の深みも用意されている。

トラウマと向き合う、内省的なストーリー
アグニが対峙するのは、村に潜む異形の怪物だけではない。物語が進むにつれ、彼女自身の過去のトラウマや罪悪感、見捨てられることへの恐怖といった「内なる悪魔」が浮き彫りになっていく。
なお、本作にはインドネシアを代表する映画監督ジョコ・アンワル(Joko Anwar)氏が村長(The Headman)役として出演することが発表されており、そのシネマティックな演出へのこだわりが伺える。
クラシックなホラーへの愛と、独自の文化的背景を融合させた『Agni: Village of Calamity』。2026年のホラーゲーム市場において、独自の存在感を放つ一作となりそうだ。

製品情報
- タイトル: Agni: Village of Calamity
- 開発・販売: Separuh Interactive
- ジャンル: シネマティック・サバイバルホラー
- プラットフォーム: PC(Steam)/ Xbox Series X|S
- リリース日: 2026年予定
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※本記事内の画像は、本作のSteamストアページにて公開されているスクリーンショット画像を使用しています。
