Indiebase編集部が注目のタイトルを掘り下げて紹介するシリーズ「Indie Focus」。今回取り上げるのは、太平洋の小さな島を舞台にしたミステリーアドベンチャー『Graytail』だ。
本作は、失踪した伝説の女性パイロットを巡る物語。彼女の娘と一人の探偵が、森に潜む変異生物の脅威に立ち向かいながら、事件の真相を追い求める。王道の「ゼルダライク」なアクション探索に、精神を蝕むようなサイコロジカルな謎解きが融合した一作となっている。
島の真実と、薬に頼り混濁する意識
物語の主人公である探偵は、激しい頭痛に悩まされ、記憶にない薬を服用しながら調査を続けている。探索を進める中で届く謎の電話や、突如として変貌する周囲の景色。プレイヤーは「何が現実で、何が幻覚なのか」という疑念を抱きながら、島に隠された凄惨な真実に近づいていく。
失踪したパイロットに近づくほど、島の輪郭は歪み、主人公の意識も混濁していく。この「精神的な不安定さ」が物語の推進力となり、単なる事件解決に留まらない深い没入感を生み出している。

「ゼルダライク」な探索と、変異生物との戦い
ゲームプレイの核となるのは、見下ろし視点でのアクション探索だ。
・変異生物との戦闘: 島の森には正体不明の変異生物が潜んでおり、プレイヤーは限られたリソースとアクションを駆使してこれらを退けなければならない。
・謎解きとダンジョン: ゼルダシリーズを彷彿とさせるパズル要素が島中の遺跡や建物に配置されており、ひらめきによって新たな道を切り拓く快感が用意されている。
美しいドット絵で描かれる南国の風景と、対照的に描かれるグロテスクな異形のものたち。そのビジュアルのギャップが、島の不気味さをより一層際立たせている。


1月25日よりデモ版が公開中
本作の雰囲気をいち早く体験できるデモ版が、2026年1月25日より公開されている。序盤の探索から、物語の不穏な片鱗を感じさせるシーンまでをプレイすることが可能だ。
「かつての冒険の記憶」を呼び起こすような懐かしい操作感と、現代的な心理サスペンスが同居する本作。2026年のインディーシーンにおいて、ミステリーファンならずとも注目すべき一作となるだろう。

製品概要
| 項目 | 内容 |
| タイトル | Graytail |
| 開発元 | Concode |
| リリース日 | 2026年予定(デモ版公開中) |
| ジャンル | ミステリーアドベンチャー |
| プラットフォーム | PC(Steam) |
※本記事内の画像は、本作のSteamストアページにて公開されているスクリーンショット画像を使用しています。
