Indiebase編集部です。 目が覚めると、あなたは裸(あるいはボロ布一枚)で、見知らぬ荒野に投げ出されている。
そこからが、あなたの「文明」の始まりです。落ちている枝を拾い、石を削り、斧を作る。藁の家はレンガへ、焚き火は発電機へと進化し、やがて荒野はあなただけの要塞都市へと変貌する。
「オープンワールド・サバイバルクラフト(OWSC)」は、人類が数千年かけて歩んだ歴史を、わずか数十時間で圧縮体験させてくれるタイムマシンです。今回は、一度始めたら社会復帰が困難になるほど中毒性の高い、「ゼロから文明を築く」インディーゲームを5本に厳選しました。
現代に戻ってくるのは、来年でいい。そんな覚悟でダイブしてください。
1. Enshrouded~霧の王国~
世界はすべて「ブロック」で出来ている。地形すら作り変える自由

- ジャンル: サバイバルアクションRPG
- 開発: Keen Games GmbH (ドイツ)
世界を覆う致死の霧「シュラウド」に立ち向かうサバイバルRPG。 本作の最大の特徴は、世界そのものがボクセル(小さなブロック)で構成されている点だ。 そのため、建築の自由度が極めて高い。壁に窓用の穴を穿つことも、地下室を掘ることも、既存の廃墟をリフォームして住処にすることも思いのまま。 『ゼルダの伝説』ライクな冒険と、『Valheim』のような建築・生活要素が見事に融合しており、気づけば立派な城主として君臨していることだろう。
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2. Valheim
北欧神話の煉獄で、建築への情熱を燃やす

- ジャンル: バイキングサバイバル
- 開発: Iron Gate AB (スウェーデン)
1GB程度という軽量な容量ながら、圧倒的な美しさと冒険感を実現した傑作。 物理演算が適用された建築システムが特徴で、柱(梁)の強度が足りなければ屋根は崩落する。この制約が、逆に建築のリアリティと創造性を刺激する。 筏(いかだ)で大海原へ漕ぎ出し、新大陸を見つけ、青銅や鉄を持ち帰る。テクニカルな戦闘と、仲間と火を囲む静かな夜。冒険のすべてがここにある。
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3. Subnautica
美しくも恐ろしい、異海洋の生態系に潜る

- ジャンル: 海洋サバイバル
- 開発: Unknown Worlds Entertainment (アメリカ)
墜落したのは、全土が海に覆われた惑星。 浅瀬の美しいサンゴ礁から、光の届かない深海へと潜っていく恐怖と高揚感は、本作でしか味わえない。 酸素ボンベを作り、潜水艇を建造し、海底基地(サイクロプス)を築く。 単なるサバイバルではなく、なぜここに不時着したのかというSFミステリーとしても超一級品。「海」という環境が持つ根源的な恐怖を、極上のエンターテインメントに昇華させている。
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4. 7 Days to Die
7日ごとの「血の月」に備え、最強の迎撃拠点を築け

- ジャンル: ゾンビサバイバル / タワーディフェンス
- 開発: The Fun Pimps (アメリカ)
10年以上の早期アクセスを経て、ついに正式リリースを迎えた伝説のゾンビゲー。 リアルな物理挙動を持つブロックで建物を建築できるが、本作のゾンビは壁を殴り、柱を破壊して侵入してくる。 7日目の夜、大量のゾンビが押し寄せる「ブラッドムーン・ホード」までに、いかに強固な罠と要塞を築けるか。 建築と戦闘の緊張感が完璧に融合しており、防衛戦を生き延びた時の朝日には、何物にも代えがたい達成感がある。
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5. Kenshi
主役にならなくていい。荒廃した世界でただ「生きる」

- ジャンル: 剣戟RTS / サンドボックス
- 開発: Lo-Fi Games (イギリス)
最後に紹介するのは、最も自由で、最も過酷なこの世界だ。 プレイヤーは勇者ではない。そこらへんの野盗に殴られれば死ぬし、奴隷商人に捕まれば一生労働させられる。 しかし、生き延びさえすれば何にでもなれる。最強の剣士、大商人、あるいは砂漠に巨大な都市を築き、国家に対抗する軍閥の長にも。 独特の荒廃した美学と、プレイヤー自身の物語を紡ぎ出す創発的なゲームプレイ。数千時間を吸い取る、真の時間泥棒。
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■ Indiebase編集部より
これらのゲームに共通するのは、「自分の手で世界を変えた」という確かな手触りだ。 現実世界では、努力がすぐに成果として目に見えることは少ない。 しかし、サバイバルゲームの中では、あなたが積んだ石の一つ一つが、確実に文明の礎となる。
この冬、暖かい部屋で、あなただけの帝国を築き上げてほしい。
(文:Indiebase編集部)
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本記事の画像引用について
本記事で使用しているゲーム画面およびアートワークの著作権は、各開発元・配信元に帰属します。
出典: Steam ストアページ
