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CULTURE

サンリオがVRChatに常設ランドをオープン。「未完成」をテーマに、クリエイターと育てる新しい場所へ

2025年12月11日、株式会社サンリオはソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上に、常設型VRテーマパーク「Virtual Sanrio Puroland」をグランドオープンします。

これまで年に一度のイベントとして開催されてきた「Sanrio Virtual Festival」が、常設施設として展開されます。特徴的なのは、ここを「完成された遊園地」とするのではなく、ユーザーやクリエイターと共に育てていく「進化する実験場」と定義している点です。

VRChat発のクリエイターが「監督」として参加

制作体制において注目されるのは、VRChatのカルチャーに精通した個人クリエイターの起用です。

グランドオープンに合わせて始動する中長期プロジェクト「8Puronicles(エイトピューロニクルズ)」では、キヌ氏や約束氏といった、VR界隈で支持されるクリエイターが「監督」として参加。また、新作イマーシブショーの監督は、これまでのVRフェスも手掛けてきた篠田利隆氏が担当します。

大手IPが一方的にコンテンツを提供するのではなく、プラットフォームの土壌で育った才能と「共創」する体制が敷かれています。

「観る」だけでなく「参加する」、そして「住む」

体験内容も、VRならではの双方向性が重視されています。 新作の「Spooky ‘n’ Sweet Mansion」は、観客の行動によって展開が変わるイマーシブ(没入型)ショー形式を採用。ただ座って眺めるパレードではなく、参加者が物語の一部となる構成です。

さらに今回は「住む」機能も実装されます。「VIRTUAL PURO RESIDENCE」としてキャラクターの部屋(第1弾はバッドばつ丸)が公開されるほか、配信者が自由に使えるスタジオワールドも完備され、ここを拠点とした活動も可能になります。

無料エリアと、サブスクリプションによる拡張

パーク内は、エントランスやゲームアトラクション、キズナアイとのコラボ空間など、多くのエリアが無料で開放されます。

一方で、より深く楽しむための選択肢として、過去のパレード(全11作品予定)のアーカイブ視聴や、新作ショーへのアクセスが可能になる有料パス(月額・年額制)も導入されます。

なお、2026年2月8日からは第5回となる「Sanrio Virtual Festival 2026」の開催も決定しています。


Virtual Sanrio Puroland

  • OPEN: 2025.12.11 (Thu) 18:00
  • PLACE: VRChat
  • WEB: https://v-puroland.sanrio.co.jp
  • NOTE: 2026年2月8日〜3月8日に「Sanrio Virtual Festival 2026」開催
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