Indiebase編集部です。 2025年のゲーム業界における最大の栄誉、「Game of the Year(GOTY)」の行方がついに決着しました。
フランスの新鋭スタジオSandfall Interactiveのデビュー作『Clair Obscur: Expedition 33(クレル・オブスキュール:エクスペディション33)』が、GOTYを含む【全9部門】を総なめにする歴史的な快挙を達成。
「コマンドバトルRPGは古い」──そんな固定観念を過去のものにし、ジャンルの歴史を塗り替えた本作。なぜこれほどまでに世界中が熱狂したのか、その勝因を振り返ります。

■ コマンドRPGに、もう「退屈な時間」は存在しない
勝因は明快だ。戦闘が、とにかく面白い。 従来のターン制RPGに対し、リアルタイムのアクション要素(パリィ、回避、ジャスト入力)を組み込んだ「リアクティブ・ターンバトル」。
敵のターンであっても、もはや棒立ちで待つ必要はない。プレイヤーは常に画面に釘付けになり、リズムゲームのような緊張感と、戦略的な思考を同時に求められる。 「懐かしいのに、新しい」。RPGファンが長年求めていた進化の形が、ここにはありました。

■ デビュー作にして、すでに“芸術”の領域
Unreal Engine 5で描かれるグラフィックは、息を呑む美しさです。 フランスの「ベル・エポック(良き時代)」期のアートスタイルをベースにした幻想的な世界観。 そして、年に一度目覚めては人々の年齢を奪い去る「ペイントレス」という、残酷で詩的なストーリー設定。
UIデザインひとつ取っても芸術的であり、Sandfall Interactiveというスタジオの美学が細部まで貫かれています。これが処女作というのは、もはや事件と言っていいでしょう。

■ 「AA(中規模)」が、世界をひっくり返した日
この受賞は、単なる1本のヒットでは終わらない。 数千人規模の開発体制を持つAAAタイトルでなくとも、鋭いアイデアとセンス、そして一点突破のクオリティがあれば、世界一になれる。
『Expedition 33』は、RPGの話を一段先に進めたと同時に、中規模スタジオの可能性を大きく広げる歴史的な快挙を成し遂げました。

■ 未プレイのゲーマーへ:今すぐ“33”の遠征へ
もしあなたが「ターン制バトルは苦手だから」という理由で本作をスルーしているなら、それはあまりにも勿体ない。 これはRPGの皮を被った、極上のアクション・エンターテインメントです。
2025年を象徴する、新たな伝説の誕生。 まだプレイしていない方は、今すぐ遠征隊(Expedition 33)の一員となり、ペイントレスを止める旅に出てください。
▶ Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/1903340/Clair_Obscur_Expedition_33/

※本記事内の画像は、本作のSteamストアページにて公開されているスクリーンショット画像を使用しています。
