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『Verdant』──HUDを排し、“身体の反応”だけで生存を読むサバイバル。自然が文明を呑み込んだ世界へ

Megabit Publishingは、Tiny Roarが開発する新作サバイバルアドベンチャー『Verdant』を正式発表した。
本作の舞台は、戦争を境に文明が止まり、自然が都市を覆い尽くした世界。主人公Sproutは、生と死を操る力を抱えながら、この変貌した大地を旅していく。

空腹や疲労をHUD(画面上の情報表示)ではなく “身体反応” として描く独自の設計が特徴で、画面から読み取る生存感覚がより強調されるつくりだ。
Wholesome Snack Showcaseで公開されたアナウンストレーラーでは、深い緑に沈む都市、Sproutの能力、そして静かな緊張に満ちた旅路の断片が映し出されている。


変わり果てた都市と、1980年代から止まった文明の残響

『Verdant』の世界は、自然が文明を呑み込みつつある。
街路は草木に覆われ、動植物は突然変異的に変貌。一方で、文化と技術だけが “1980年代の姿のまま” 時間に取り残されており、どこか現実とはずれた風景が広がっている。

Sproutは、この歪んだ世界を歩きながら、失われた街の記憶と、なぜ世界が変わってしまったのかという核心へ迫っていくことになる。


HUDを消し、身体で読むサバイバル

本作が最も特徴的なのは、従来のゲージ管理を排し、身体反応そのものを“UI”として扱うデザインだ。
• 空腹: 腹の音が鳴り、動物を引き寄せる可能性がある
• 疲労: 視界が揺らぎ、操作や判断に影響が出る
• ストレス: 感覚が歪み、ノイズや幻覚的な演出が起こることも

数字に頼らず、風景の変化や身体の違和感から状況を読み取るため、探索そのものへの没入感が一段深くなる。
資源採取や装備のクラフト、キャンプでの休息といった要素も、生存リズムを自然に形づくる仕組みとして組み込まれている。

またSproutが持つ“生命エッセンス”の能力は、生物から力を奪う/与えるという選択を常に迫る。
傷を癒すために動物の命を吸収するのか、それとも汚れた水源を浄化するために使うのか。
その判断が世界の姿にも影響するという。


旅の手触りを重視したモーターサイクル探索

Sproutが乗るモーターサイクルは、本作の探索体験の象徴だ。
『Verdant』にはファストトラベルが存在せず、道中の風景──草木が揺れる林道、崩れた橋、遠くに見える廃墟──を、プレイヤー自身の記憶として積み重ねていく構造になっている。

旅の時間そのものが物語の一部となっていく、静かで丁寧なアプローチが印象的だ。


公開中のアナウンストレーラー

YouTubeでは、自然に侵食された都市、深い緑の荒野、Sproutが生命エッセンスを操るシーンなどが確認できる。
派手さよりも“空気の重さ”や“静かな危うさ”を感じさせる内容で、世界観の方向性を強く打ち出した映像になっている。


『Verdant』は、身体反応を通じて状況を読み取るサバイバル設計や、命をどう扱うかの選択が世界に影響する要素など、既存ジャンルとは異なるアプローチを取る作品だ。

荒廃と再生が入り交じる世界を、風景そのものを手がかりに歩く体験は、サバイバルとしてもアドベンチャーとしても個性的な印象を残す。

今後、キャンプ要素やアップグレードシステムの詳細も公開される予定とのこと。続報に期待したい。

『Verdant』Steamストア:https://store.steampowered.com/app/4162340/Verdant/

※本記事内の画像は、本作のSteamストアページにて公開されているスクリーンショット画像を使用しています。

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