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タトゥーが“街の記憶”を描き出す物語ゲーム『Inkression』─取り壊されゆく街ノータウンで、人々の想いを紡ぐ

Steam にて公開されているアドベンチャーゲーム『Inkression』は、タトゥーを媒介にして人々の記憶と向き合う、叙情的な物語を描くタイトルだ。開発はインディーデベロッパー BROKENCIGS。本作はリリース日こそ未定ながら、その独創的なテーマと静かな世界観に注目が集まっている。


取り壊される街「ノータウン」を歩き、人々の過去を辿る

舞台となるノータウンは、かつて活気に溢れていたものの、現在は再開発計画により取り壊しが決定している街だ。住民たちは、長年暮らしてきた街の終わりを前に、それぞれの選択を迫られている。

プレイヤーが操作するのは、タトゥーアーティストのミリー。
どこか他人に無関心な彼女は、ある願いを果たすために久しぶりにノータウンを訪れる。街を歩き、残された痕跡を辿りながら、彼女は人々の人生や未練、そして“街の記憶”に触れていく。


タトゥーに刻まれる“物語”──住民の想いと街の印象がデザインになる

本作の特徴的な点は、タトゥー制作が物語の中心に据えられていることだ。
プレイヤーは街を観察し、住民と対話しながら、彼らの過去と現在を象徴するタトゥーデザインを創り上げていく。

タトゥーは単なる装飾ではなく“その人の人生や選択を刻む行為”として描かれており、ミリーの視点を通じて、街に生きる人々の心の奥に触れていく体験が強調されている。


“彩りを取り戻す”というテーマ性が際立つビジュアル表現

『Inkression』の映像表現は、落ち着いた配色と手描き風の質感が印象的で、ノスタルジックな雰囲気を漂わせる。
再開発で失われつつある街に、少しずつ色が戻っていくような演出は、タトゥーアートとの相性も良く、作品全体として一貫したテーマ性が感じられる。

街を巡る過程でプレイヤーが得る“気づき”や“視点の変化”が、タトゥーデザインにどのように反映されるのかも気になるポイントだ。


人々の想いを“刻む”物語──静かに心を揺さぶるインディー作

住民の人生に寄り添い、街の過去と未来を見つめ直すというテーマは、アクションや派手な演出とは無縁だが、そのぶん静かで深みのある物語が期待される。
ノスタルジックな街並みとタトゥーアートという珍しい組み合わせが、他の物語アドベンチャーにはない独特の味わいを生み出している。


『Inkression』は Steam にてウィッシュリスト登録が可能だ。街の“痕跡”をめぐる静かな物語に興味があるプレイヤーは、ぜひチェックしておきたい。

『Inkression』Steamストア:https://store.steampowered.com/app/2965930/Inkression/

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