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Amanita Design の新作パズルADV『Phonopolis』、紙とダンボールで構築された“暗黒郷”を描く。独裁、プロパガンダ、個人主義をテーマにした物語

Amanita Designが手がける新作パズルアドベンチャー『Phonopolis』が、Steam向けに開発中だ。本作は手描きのダンボールを用いた独特の3D世界を舞台に、全体主義に支配された都市を若き主人公が旅していくストーリー重視の作品となっている。現時点で発売日は未定だが、そのビジュアルとテーマ性は注目だ。


紙とダンボールで組み上げられた都市“Phonopolis”

舞台となるのは、巨大な拡声器によって市民の生活が細部まで管理される都市“Phonopolis”。
市民は“指導者”の命令に従い、彼の理想を実現するために一体となって働かされている。
しかしまもなく、すべての市民から人間性を奪い去る「アブソリュート・トーン」が響き渡ろうとしていた。

その脅威に唯一気づいたのが、若いゴミ収集作業員・フェリックス。
プレイヤーはフェリックスとして、指導者の野望を阻止し、人々を救うために都市を巡ることになる。

物語は、カレル・チャペックやジョージ・オーウェル作品に通じる“大衆操作”“個人主義”といったテーマが下敷きになっており、Amanita作品らしい寓意性を持ちながらも軽快なタッチで描かれていく。


世界そのものがパズルとして機能するゲームプレイ

フェリックスは拡声器を使って他キャラクターを動かしながらパズルを解くことができるほか、
• 壁の回転
• 床の移動
• 機械の操作
• 紙のカーテンの切断

といった“紙で作られた世界”ならではのギミックに触れ、ステージに統合された多種多様な仕掛けに挑む。

これらのパズルは環境そのものと密接に結びついており、Amanita Designが得意とする“世界観とゲームプレイの一体化”が本作でも強く打ち出されている。


アバンギャルド美術に影響を受けたアートスタイル

『Phonopolis』の特徴は、その美術表現にある。
街並みやキャラクターはすべてダンボールや紙に手描きされ、デジタル化して3D空間に取り込むという工程で制作されている。

アートスタイルは、戦間期のアバンギャルド(構成主義・未来派・絶対主義)と、それらがプロパガンダに用いられた歴史的背景からインスピレーションを受けているという。
アニメーションはクラシックなストップモーション映画を思わせる12fpsで描かれ、独特の質感を強めている。

また、音楽は『Samorost 3』『Machinarium』で知られるトマシュ・ドヴォルザーク(Floex)が担当し、紙の世界にさらなる深みを加えている。


今後の続報に期待

『Phonopolis』は、ダンボールと手描きによる温かみのある質感と、全体主義をテーマにした重厚な物語を組み合わせたユニークなパズルアドベンチャーだ。
現時点では発売日は未定だが、ビジュアルとテーマの両面で存在感のあるタイトルだ。今後どのように姿を見せていくのか、続報を待ちたい。

▶ Steamページ:https://store.steampowered.com/app/1206070/Phonopolis/

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